どうやら生理痛が酷いようです(KRK)
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『わー、やっぱり最後は赤司様かー
みんな心配しすぎだって、ほんとやめよう?』
「名前は大事なマネージャーだからね、倒れられでもしたら困る
それに、どうやら一番重いようだしね」
『そう言う事サラッと言っちゃって、しかもそれで嫌な気にさせない辺り赤司様だよね、うん』
部活を終えて部室に戻ってきた名前を迎える
扉を開けた瞬間、やっぱり、と言う様な表情を浮かべた名前は存外分かりやすい
着替えも終わり、戸締まりの最終確認に来たのだろう
こう言う時でも仕事に手を抜かないのは名前の美点でもあるが、もう少し頼ることを覚えてもいいような気もする
それを言ったところで改善されるとも思わないので、こちらが勝手に世話を焼くしか無いだろう?
「もうそろそろ薬が効れる頃だろう?家まで送ろう、車を呼んでいる」
『…家の人呼ぶの嫌いなクセに』
「大切なマネージャーの為だからね」
そう言って笑うと、分かりやすく目を逸らす
照れ隠しなのは分かりきっているため、また小さく笑うと、小さく睨まれるため肩を竦めることであしらう
「他の奴等の厚意は受け取ったんだろう?俺のも受け取ってくれるかい?」
『その言い方は狡いと思うの』
少し拗ねたような、困ったような表情で俺を見る名前
敢えてこう言った言い回しを選んでいる、と言う事には名前だって気付いて居るからこうやって困っているのだろう
悪いね、そうでもしないと素直じゃ無い名前は甘えてはくれないだろうから
誤魔化すように笑ってみせれば、名前も苦笑する
俺も折れる気が無いと言うことは分かりきっていたのだろう
いつもより白いその頬に手を伸ばして触れる
部活後だというのに赤みは差して居らず、冷たいと感じさせるほどには血の気は引いていて
「冷たいね
それにやはり白い、貧血かな」
『分かった、もう降参する
分かっててやるってホント質悪いね』
「お互い様だろう?」
頬に触れていた手を撫でるように離し、自身のコートを名前の肩に掛ける
とそのまま手を引いて部室出ると、大人しく着いてくるが後ろからは少々批難を含んだ視線が刺さる
『流石にもう逃げないよ』
「分かっているよ、これは俺のただの我儘だから」
頬と違わずひんやりとした手を包み込む
握り返されることは無いが、引き抜こうとする力が働くことも無い
「名前、君はホント多くの人に愛されてるね」
『…君達は何でそう恥ずかしげなく言えるかな』
「分かって欲しいからね、君が大切なのだと」
『…だから、そう言うの止めなさいってば』
「かしこまりました、お姫様?」
みんな心配しすぎだって、ほんとやめよう?』
「名前は大事なマネージャーだからね、倒れられでもしたら困る
それに、どうやら一番重いようだしね」
『そう言う事サラッと言っちゃって、しかもそれで嫌な気にさせない辺り赤司様だよね、うん』
部活を終えて部室に戻ってきた名前を迎える
扉を開けた瞬間、やっぱり、と言う様な表情を浮かべた名前は存外分かりやすい
着替えも終わり、戸締まりの最終確認に来たのだろう
こう言う時でも仕事に手を抜かないのは名前の美点でもあるが、もう少し頼ることを覚えてもいいような気もする
それを言ったところで改善されるとも思わないので、こちらが勝手に世話を焼くしか無いだろう?
「もうそろそろ薬が効れる頃だろう?家まで送ろう、車を呼んでいる」
『…家の人呼ぶの嫌いなクセに』
「大切なマネージャーの為だからね」
そう言って笑うと、分かりやすく目を逸らす
照れ隠しなのは分かりきっているため、また小さく笑うと、小さく睨まれるため肩を竦めることであしらう
「他の奴等の厚意は受け取ったんだろう?俺のも受け取ってくれるかい?」
『その言い方は狡いと思うの』
少し拗ねたような、困ったような表情で俺を見る名前
敢えてこう言った言い回しを選んでいる、と言う事には名前だって気付いて居るからこうやって困っているのだろう
悪いね、そうでもしないと素直じゃ無い名前は甘えてはくれないだろうから
誤魔化すように笑ってみせれば、名前も苦笑する
俺も折れる気が無いと言うことは分かりきっていたのだろう
いつもより白いその頬に手を伸ばして触れる
部活後だというのに赤みは差して居らず、冷たいと感じさせるほどには血の気は引いていて
「冷たいね
それにやはり白い、貧血かな」
『分かった、もう降参する
分かっててやるってホント質悪いね』
「お互い様だろう?」
頬に触れていた手を撫でるように離し、自身のコートを名前の肩に掛ける
とそのまま手を引いて部室出ると、大人しく着いてくるが後ろからは少々批難を含んだ視線が刺さる
『流石にもう逃げないよ』
「分かっているよ、これは俺のただの我儘だから」
頬と違わずひんやりとした手を包み込む
握り返されることは無いが、引き抜こうとする力が働くことも無い
「名前、君はホント多くの人に愛されてるね」
『…君達は何でそう恥ずかしげなく言えるかな』
「分かって欲しいからね、君が大切なのだと」
『…だから、そう言うの止めなさいってば』
「かしこまりました、お姫様?」