君とありふれた話をしよう
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妹の来訪から数日
続いていた連勤が漸く終わりお疲れ様でした、と言う事でいつもの居酒屋へと足を運ぶ
今週もハードだった…、結構しんどかった今週
いや、何というか仕事内容は変わんないけど、業務外の諸々が多くあってしんどかった
あと苦手な先輩と勤務が被ってて気を遣ってしんどかったってのもある
何だろ、肉体的な疲れと言うよりは精神的な疲れがあっていつもとは違う疲れ方をしている
なのに今日も今日とて絡んでくる空気読めないこの酔っ払いはどうしてくれようか
本当今日は気持ちに余裕が無いから相手してらんないんだけどな
無視をし続けているのだけど、酔っ払いにはその手が効かないのは今までの経験で分かっているつもり
でも、どうしても関わりたくなくて一気に酒を呷る事も出来なくて苛立ちが蓄積して
「ちょっとお兄さん、俺の彼女に目を付けるのは間違ってないけど、俺のだからね?」
いつかのように現れた萩原さんが私の後ろから、私へ向かって伸びてきていた手を払いのける
そうしてそのまま私の肩に触れた手
見上げた顔は笑っているけど、どこか作り笑い染みていて
怒っているようにも見えたその顔は、今まで見たことのないもので
またいつかのようにそそくさと去っていったそいつを見送ること無く空いたその席に座る
「いやー、ホント岸辺ちゃんはモテますねぇ」
『お一人様楽しんでる女子が殆どいないからだとは思いますけど』
「まぁ、それは確かに」
話しかけてきた萩原さんは、先程の雰囲気など消し去っていて、いつも通り
私の勘違いか、なんて納得してお酒を口に含む
通り掛かった店員にビールを頼んでいる姿を見て、気付かなかったことにしようか、と自分で結論づけて夕飯代わりのおつまみに手を伸ばしていく
「何か久しぶりだね?」
『ここ最近は連勤で通えなかったもので』
「なるほど…、お疲れ様です」
『そちらこそお疲れ様です』
届いたビールと半分ほどに減ったレモンサワーをぶつけて乾杯
最後に会ったのが…、あぁ、妹が来ていたあの時か
そう考えると確かに最近ではだいぶ期間が空いた方かもしれない
にこにこ、としている萩原さんはいつ見ても疲労の色が見えなくて感心する
こういう人に私もなりたいな、なんて思うが気恥ずかしいので本人には言わない
「そういや、妹ちゃん大丈夫だったの?」
『あ、はい
あの後取り敢えず家に泊めて、次の日夜勤前にデート服買いに行って実家に送り返しました』
「それは…、お疲れ様
仲直りは無事に出来たの?家出してくるくらいだったんでしょ?」
『あの2人はしょっちゅう喧嘩しているのでいつもの事と言えばそうなんですけど…
今回は美月がかなりキレてたから多少長引いたみたいですね
あと、家出は割とよくあります』
「ありゃ
まだ学生っぽかったけど、家は近くなの?」
『実家は隣町ですね、すぐ帰れます
数日後には美星が泣き付いてきて、実家に帰って喧嘩の仲裁してきました』
「それは…、お疲れ様です」
『久しぶりにしましたよ、喧嘩の仲裁なんて…
子供じゃ無いんだから、ほんと』
高校生にもなって何やってんだ、っていう思いもあるけれど、まぁ、今回はなぁ…
確かにあまりにも美星が悪すぎる
美月がキレるのも分かるし、同情もする
が、実家を出た姉に頼ってくるなよ、とも思う
末っ子故に甘やかしてしまった自覚はあるけれど、喧嘩に巻き込まないで欲しい
そう言いつつも結局甘やかして居るんだから、お互いシスコンと言う事は否定出来ないのだけれど
「仲良しだね」
『まぁ、それなりに
片親でしたし、兄妹仲悪いと家のこと回りませんからねぇ』
「兄妹も多いんだったっけ?」
『6人兄妹ですからね、このご時世じゃ大家族ですよ』
「お兄さんと妹ちゃんの事は聞いたけど、弟さんどんな感じの子なの?」
『弟は…、2つ下と4つ下が居ますね
因みに妹は6つ下』
「6つって言うと…、17歳まだ高校生かぁ、若いなぁ」
『来年受験生なんですけどね、美星が勉強嫌いだから美月がお小言言ってますよ』
「正反対なんだね」
『見た目はそっくりなんですけどね』
でもまぁ、美星はアパレル系に興味あるって言ってるから大学には行きそうに無いんだけどねぇ
専門学校くらいには行くのかもしれないけど
美月はしっかりしてるから将来見据えて大学調べたりしているらしいから、ほんと正反対
小さい頃から幼稚園の先生になりたいんだ、って言っていたけど、それは今も変わっていないみたいだし
『弟2人もまだ学生だから、まだまだ母さんは頑張ってますよ』
「2つ下の子でも次4回生だもんね」
『2つ下…、面倒だな
陸哉と海翔って言うんですけど、陸の方は兄を見て安泰の公務員になるんだって言ってます』
「そんなに奔放なお兄さんだったんだ…」
『今は普通にサラリーマンしてくれてるのでそれだけでいい、と言われるくらいにはやりたいことには一直線でしたね』
「それはそれは…、楽しそうな人だね」
『…そうですね、やりたいことに全力で失敗しても笑って次頑張って
兄の周りにはよく人が集まります、愛され体質って奴ですかね
結局は憎めない奴なんですよ』
兄から直接聞いたわけじゃ無い
本当に好きなように生きているだけなのも勿論あるとは思う
でも一番上の自分が好きなように生きる事で、下の子達に我慢しなくていいんだって言っているようにも思えて
私のように家が大変だから、家のこと優先してばっかりいたら、下の子も我慢してしまうかもしれない
一番上の兄がそのくらい豪快に生きていてくれた方が、我儘だって言いやすい
そんなことは何も言ってはくれないし、下の子達に呆れられたり文句言われたりしても笑って謝る兄を、嫌いだとは思ったことは無い
『海翔の方は年齢疑うくらいには落ち着いてて大人しい、賢い子です
で、一番のシスコン』
「お姉ちゃん大好きなんだ?」
『妹も大好きですよ、何というか甘やかしたくて仕方ないみたいです、私も含めて
家事していると真っ先に手伝いに来るのが海翔、その次が美月です』
「可愛いねぇ、3人並んで料理したりしたの?」
『しましたねぇ、海翔は率先してお遣いしてくれてとても助かりました
こうして思い返してみると、兄妹6人よくもここまでバラバラな個性になったな、って思ってます』
「それだけお母さんが好きなようにさせてくれたって事だね」
『そうですね…、ほんと凄いなぁ』
ほんと尊敬する
している仕事も自分の好きなことであるし、そこでしっかり役職持って、6人育て上げて
兄は、一番母に似ている
バイタリティー溢れる生き方とか、考え方とか
そう言う事もあって、兄のことを嫌いに何てなれない
昔から、好きにやる兄に呆れはしても、止めてほしいと思ったことは無い
同じような生き方をしたいとは思わなかったし、何なら家のことするのも結構好きだったけれど
『ってこんな話楽しいです?』
「楽しいよ、岸辺ちゃんがどんな風に育ってきたか分かるし」
『…分かります?』
「分かるよ、家族のこと大好きなんだって言うことも、お母さんを尊敬していることも、そんなお母さんを助けたくて頑張ってきたことも」
『…何か恥ずかしいですね』
「でもね、岸辺ちゃん俺思うんだけど」
『はい』
「いつもお母さんは凄いってそこに帰結しちゃうけど、そうやって岸辺ちゃんが率先して弟妹の面倒を見て、家のことをして、って助けてくれていたから、お母さんも頑張れたんだと思うよ」
とても穏やかな声だった
優しくて、どこか温かくなる様な表情だった
この人はいつもそうだ
私が私のことを褒めてあげられない代わりに、とでも言うかの様に私のことを認めてくれる
頑張ってるね、凄いね、って肯定してくれる
その度に私は少し気恥ずかしくて、でも沈んでいた気持ちがふんわりと浮いてくるのを自覚する
他人から貰う讃辞は、素直に聞き入れられなかった
表面しか見ていない様な人の言葉を真に受ける程単純ではないし、そこに大した感情は伴っていないと気付けてしまう程には鈍くなかったから
けれどこの人は
会った回数も日数も多くなんて無い
いつもの私ならまだまだ他人という分類に割り振っているはずなのに
それなのにこの人は見透かしたように、そっと欲しい言葉を傍に置いていく
押しつけるように、受け取りを強要するような言葉じゃ無くて、俺はこう思うよって、やんわりと笑ってそっと置いていくのだ
どこまでも甘い人
多くの人にこんな事をしているのなら、とんだ人誑しである
顔だけじゃ無く、投げ掛ける言葉までここまで甘い人はそう居ないことだろう
美点でもあるが、普段からこうやって対応していたら多くの勘違いした人を作り出したことであろう
なるほど、高校プレイボーイ時代(さゆ談)は、こうして生み出されたわけだ、なんて1人で納得する
何て少し可愛くないことを考えてみるが貰った言葉は純粋に嬉しくて
要らない、なんてやっぱり思えなくて
『ありがとうございます』
「どう致しまして」
ほら、今回もこうやってすんなりと受け取ってしまうのだ
そんな自分の変化が、少しだけくすぐったい
ひどく甘くて溺れそう
(知らなかったこんな甘さに、胸焼けを起こしそう、なんて嘯くの)
続いていた連勤が漸く終わりお疲れ様でした、と言う事でいつもの居酒屋へと足を運ぶ
今週もハードだった…、結構しんどかった今週
いや、何というか仕事内容は変わんないけど、業務外の諸々が多くあってしんどかった
あと苦手な先輩と勤務が被ってて気を遣ってしんどかったってのもある
何だろ、肉体的な疲れと言うよりは精神的な疲れがあっていつもとは違う疲れ方をしている
なのに今日も今日とて絡んでくる空気読めないこの酔っ払いはどうしてくれようか
本当今日は気持ちに余裕が無いから相手してらんないんだけどな
無視をし続けているのだけど、酔っ払いにはその手が効かないのは今までの経験で分かっているつもり
でも、どうしても関わりたくなくて一気に酒を呷る事も出来なくて苛立ちが蓄積して
「ちょっとお兄さん、俺の彼女に目を付けるのは間違ってないけど、俺のだからね?」
いつかのように現れた萩原さんが私の後ろから、私へ向かって伸びてきていた手を払いのける
そうしてそのまま私の肩に触れた手
見上げた顔は笑っているけど、どこか作り笑い染みていて
怒っているようにも見えたその顔は、今まで見たことのないもので
またいつかのようにそそくさと去っていったそいつを見送ること無く空いたその席に座る
「いやー、ホント岸辺ちゃんはモテますねぇ」
『お一人様楽しんでる女子が殆どいないからだとは思いますけど』
「まぁ、それは確かに」
話しかけてきた萩原さんは、先程の雰囲気など消し去っていて、いつも通り
私の勘違いか、なんて納得してお酒を口に含む
通り掛かった店員にビールを頼んでいる姿を見て、気付かなかったことにしようか、と自分で結論づけて夕飯代わりのおつまみに手を伸ばしていく
「何か久しぶりだね?」
『ここ最近は連勤で通えなかったもので』
「なるほど…、お疲れ様です」
『そちらこそお疲れ様です』
届いたビールと半分ほどに減ったレモンサワーをぶつけて乾杯
最後に会ったのが…、あぁ、妹が来ていたあの時か
そう考えると確かに最近ではだいぶ期間が空いた方かもしれない
にこにこ、としている萩原さんはいつ見ても疲労の色が見えなくて感心する
こういう人に私もなりたいな、なんて思うが気恥ずかしいので本人には言わない
「そういや、妹ちゃん大丈夫だったの?」
『あ、はい
あの後取り敢えず家に泊めて、次の日夜勤前にデート服買いに行って実家に送り返しました』
「それは…、お疲れ様
仲直りは無事に出来たの?家出してくるくらいだったんでしょ?」
『あの2人はしょっちゅう喧嘩しているのでいつもの事と言えばそうなんですけど…
今回は美月がかなりキレてたから多少長引いたみたいですね
あと、家出は割とよくあります』
「ありゃ
まだ学生っぽかったけど、家は近くなの?」
『実家は隣町ですね、すぐ帰れます
数日後には美星が泣き付いてきて、実家に帰って喧嘩の仲裁してきました』
「それは…、お疲れ様です」
『久しぶりにしましたよ、喧嘩の仲裁なんて…
子供じゃ無いんだから、ほんと』
高校生にもなって何やってんだ、っていう思いもあるけれど、まぁ、今回はなぁ…
確かにあまりにも美星が悪すぎる
美月がキレるのも分かるし、同情もする
が、実家を出た姉に頼ってくるなよ、とも思う
末っ子故に甘やかしてしまった自覚はあるけれど、喧嘩に巻き込まないで欲しい
そう言いつつも結局甘やかして居るんだから、お互いシスコンと言う事は否定出来ないのだけれど
「仲良しだね」
『まぁ、それなりに
片親でしたし、兄妹仲悪いと家のこと回りませんからねぇ』
「兄妹も多いんだったっけ?」
『6人兄妹ですからね、このご時世じゃ大家族ですよ』
「お兄さんと妹ちゃんの事は聞いたけど、弟さんどんな感じの子なの?」
『弟は…、2つ下と4つ下が居ますね
因みに妹は6つ下』
「6つって言うと…、17歳まだ高校生かぁ、若いなぁ」
『来年受験生なんですけどね、美星が勉強嫌いだから美月がお小言言ってますよ』
「正反対なんだね」
『見た目はそっくりなんですけどね』
でもまぁ、美星はアパレル系に興味あるって言ってるから大学には行きそうに無いんだけどねぇ
専門学校くらいには行くのかもしれないけど
美月はしっかりしてるから将来見据えて大学調べたりしているらしいから、ほんと正反対
小さい頃から幼稚園の先生になりたいんだ、って言っていたけど、それは今も変わっていないみたいだし
『弟2人もまだ学生だから、まだまだ母さんは頑張ってますよ』
「2つ下の子でも次4回生だもんね」
『2つ下…、面倒だな
陸哉と海翔って言うんですけど、陸の方は兄を見て安泰の公務員になるんだって言ってます』
「そんなに奔放なお兄さんだったんだ…」
『今は普通にサラリーマンしてくれてるのでそれだけでいい、と言われるくらいにはやりたいことには一直線でしたね』
「それはそれは…、楽しそうな人だね」
『…そうですね、やりたいことに全力で失敗しても笑って次頑張って
兄の周りにはよく人が集まります、愛され体質って奴ですかね
結局は憎めない奴なんですよ』
兄から直接聞いたわけじゃ無い
本当に好きなように生きているだけなのも勿論あるとは思う
でも一番上の自分が好きなように生きる事で、下の子達に我慢しなくていいんだって言っているようにも思えて
私のように家が大変だから、家のこと優先してばっかりいたら、下の子も我慢してしまうかもしれない
一番上の兄がそのくらい豪快に生きていてくれた方が、我儘だって言いやすい
そんなことは何も言ってはくれないし、下の子達に呆れられたり文句言われたりしても笑って謝る兄を、嫌いだとは思ったことは無い
『海翔の方は年齢疑うくらいには落ち着いてて大人しい、賢い子です
で、一番のシスコン』
「お姉ちゃん大好きなんだ?」
『妹も大好きですよ、何というか甘やかしたくて仕方ないみたいです、私も含めて
家事していると真っ先に手伝いに来るのが海翔、その次が美月です』
「可愛いねぇ、3人並んで料理したりしたの?」
『しましたねぇ、海翔は率先してお遣いしてくれてとても助かりました
こうして思い返してみると、兄妹6人よくもここまでバラバラな個性になったな、って思ってます』
「それだけお母さんが好きなようにさせてくれたって事だね」
『そうですね…、ほんと凄いなぁ』
ほんと尊敬する
している仕事も自分の好きなことであるし、そこでしっかり役職持って、6人育て上げて
兄は、一番母に似ている
バイタリティー溢れる生き方とか、考え方とか
そう言う事もあって、兄のことを嫌いに何てなれない
昔から、好きにやる兄に呆れはしても、止めてほしいと思ったことは無い
同じような生き方をしたいとは思わなかったし、何なら家のことするのも結構好きだったけれど
『ってこんな話楽しいです?』
「楽しいよ、岸辺ちゃんがどんな風に育ってきたか分かるし」
『…分かります?』
「分かるよ、家族のこと大好きなんだって言うことも、お母さんを尊敬していることも、そんなお母さんを助けたくて頑張ってきたことも」
『…何か恥ずかしいですね』
「でもね、岸辺ちゃん俺思うんだけど」
『はい』
「いつもお母さんは凄いってそこに帰結しちゃうけど、そうやって岸辺ちゃんが率先して弟妹の面倒を見て、家のことをして、って助けてくれていたから、お母さんも頑張れたんだと思うよ」
とても穏やかな声だった
優しくて、どこか温かくなる様な表情だった
この人はいつもそうだ
私が私のことを褒めてあげられない代わりに、とでも言うかの様に私のことを認めてくれる
頑張ってるね、凄いね、って肯定してくれる
その度に私は少し気恥ずかしくて、でも沈んでいた気持ちがふんわりと浮いてくるのを自覚する
他人から貰う讃辞は、素直に聞き入れられなかった
表面しか見ていない様な人の言葉を真に受ける程単純ではないし、そこに大した感情は伴っていないと気付けてしまう程には鈍くなかったから
けれどこの人は
会った回数も日数も多くなんて無い
いつもの私ならまだまだ他人という分類に割り振っているはずなのに
それなのにこの人は見透かしたように、そっと欲しい言葉を傍に置いていく
押しつけるように、受け取りを強要するような言葉じゃ無くて、俺はこう思うよって、やんわりと笑ってそっと置いていくのだ
どこまでも甘い人
多くの人にこんな事をしているのなら、とんだ人誑しである
顔だけじゃ無く、投げ掛ける言葉までここまで甘い人はそう居ないことだろう
美点でもあるが、普段からこうやって対応していたら多くの勘違いした人を作り出したことであろう
なるほど、高校プレイボーイ時代(さゆ談)は、こうして生み出されたわけだ、なんて1人で納得する
何て少し可愛くないことを考えてみるが貰った言葉は純粋に嬉しくて
要らない、なんてやっぱり思えなくて
『ありがとうございます』
「どう致しまして」
ほら、今回もこうやってすんなりと受け取ってしまうのだ
そんな自分の変化が、少しだけくすぐったい
ひどく甘くて溺れそう
(知らなかったこんな甘さに、胸焼けを起こしそう、なんて嘯くの)