大学生のキャラたちがゆっくりと青春する物語(TNS)
多分これが、アオハルって奴みたいです
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4月
涙涙の卒業式を終え(まぁ、泣くような可愛らしさを持ち合わせていないが)、今までと違い引っ越しと言う忙しさがある春休みを終え
人生の夏休みと言われる大学へと無事進学を果たした
それなりに名の知れたこの大学への入学は、まぁ、そりゃ大変なものだったが、入ってしまえばそんなもの
中、高と進路が別れていた幼馴染みとも遂に大学で再会し(理系、文系と真反対ではあるが)、何とか大学生と見えるように多少のイメチェンを果たした現在
『もう何なんこれ、意味わからへん、パズルか』
『まぁ、頭ごっちゃになるよねぇ』
『こういう所が大学ならではって感じやけど物っ凄いめんどくさい』
『ちょっとお姉さん、そう言いながら着々と埋まっていってんですけど?言葉と行動が一致してないですけど?』
『こんなめんどーなんはさっさと終わらしたい』
『せやけども!』
履修登録とやらがとてつもなくめんどくさい
何で自分で時間割組まなあかんねん、まぁ、自分の勉強ですけども
幼馴染みの澪理と昼食がてら頭を突き合わせて進めて行く
めんどくさい事はさっさと終わらして、後は自由に楽しみたい
『梨乃、引っ越しの片付けって終わった?』
『んー?まぁ、程々に
インテリアとかに拘る程の余力はまだ無いけど』
『それ、めんどーになったとか言って最後まで放って置くヤツ』
『うむ、否定はしない』
『そんなきっぱり断言しなくても』
『そう言う澪理は?』
『…段ボールがちらほらと』
『ウチにどーこーいう前にさっさと片付けてくださーい』
『…はーい』
この大学特有の緩さに慣れるまではまだもう暫く掛かりそう
サークルにも一応入ったけれど、あそこって何かこう…ピン切りと言うか、学校のカーストをぎゅっと凝縮した様な場所よな
テニスサークルはそれが著明、天文サークルに引きこもるかもしれんな
『どーよ、友達出来た?』
『それをコミュ障に聞きますか』
『1人じゃ生きていけん系女子やから、性急に作ってるかと』
『そう言う梨乃はどーなのよ』
『んー?まぁ、医学部って女子比率少ないし、そこそこ話すくらいの子なら
後、サークルでやけに彼氏作りに躍起になってる少々ウザイ系女子が1人』
『相変わらずサラッとディスってくるね…』
『そう?事実を述べた迄だよ、本人には言ってないからまだ良くない?』
『そう言う問題?』
ケラケラ笑いながらアイスティーを口に含む
まぁ、なんだ
大学ってなまじ人が多いから、色んな人種が居て面白いよねって事にしといて
そう言えば目の前の幼馴染みは、そう言う話だったか?みたいな顔をするからまた笑う
うん、無理矢理締めた事は認めよう
『でもさー、彼氏作りに勤しんでる人は多いよねぇ』
『あれじゃん?この大学、何か突出したのがちらほら居るし』
『相変わらず梨乃の言葉選びには突っ込みたい所があるけど言わんとする事は分かる』
『ウチの学部にもいんのよ、眼鏡掛けた超真面目そうな奴
あの入学式で目立ってた主張激しい系イケメンと同じ匂いを若干感じる』
『…ねぇ、梨乃はイケメン嫌いなの?』
『見てる分には嫌いじゃないし、あの入学式の奴は友達迄ならまぁ、楽しそう』
『いちいち言葉に棘を感じるのは?』
『人生の勝ち組感がして若干イラってする』
『嫌いなんじゃん!』
目の前でケラケラ笑う澪理につられて笑う
嫌いじゃないって言ってるしwwイケメンはまぁあれだけど、美青年は好きだしww
『あ、でも私の学部にも居るよ
梨乃が好きそうな綺麗め男子が』
『よし、澪理仲良くなって来い』
『それをコミュ障に言わんで』
先程もしたようなやり取りをして、ケラケラ笑う
そんなゆっくり、自分のペースで大学に慣れていく、そんな4月
運命を切り開くのです
(はじまり、はじまり)
涙涙の卒業式を終え(まぁ、泣くような可愛らしさを持ち合わせていないが)、今までと違い引っ越しと言う忙しさがある春休みを終え
人生の夏休みと言われる大学へと無事進学を果たした
それなりに名の知れたこの大学への入学は、まぁ、そりゃ大変なものだったが、入ってしまえばそんなもの
中、高と進路が別れていた幼馴染みとも遂に大学で再会し(理系、文系と真反対ではあるが)、何とか大学生と見えるように多少のイメチェンを果たした現在
『もう何なんこれ、意味わからへん、パズルか』
『まぁ、頭ごっちゃになるよねぇ』
『こういう所が大学ならではって感じやけど物っ凄いめんどくさい』
『ちょっとお姉さん、そう言いながら着々と埋まっていってんですけど?言葉と行動が一致してないですけど?』
『こんなめんどーなんはさっさと終わらしたい』
『せやけども!』
履修登録とやらがとてつもなくめんどくさい
何で自分で時間割組まなあかんねん、まぁ、自分の勉強ですけども
幼馴染みの澪理と昼食がてら頭を突き合わせて進めて行く
めんどくさい事はさっさと終わらして、後は自由に楽しみたい
『梨乃、引っ越しの片付けって終わった?』
『んー?まぁ、程々に
インテリアとかに拘る程の余力はまだ無いけど』
『それ、めんどーになったとか言って最後まで放って置くヤツ』
『うむ、否定はしない』
『そんなきっぱり断言しなくても』
『そう言う澪理は?』
『…段ボールがちらほらと』
『ウチにどーこーいう前にさっさと片付けてくださーい』
『…はーい』
この大学特有の緩さに慣れるまではまだもう暫く掛かりそう
サークルにも一応入ったけれど、あそこって何かこう…ピン切りと言うか、学校のカーストをぎゅっと凝縮した様な場所よな
テニスサークルはそれが著明、天文サークルに引きこもるかもしれんな
『どーよ、友達出来た?』
『それをコミュ障に聞きますか』
『1人じゃ生きていけん系女子やから、性急に作ってるかと』
『そう言う梨乃はどーなのよ』
『んー?まぁ、医学部って女子比率少ないし、そこそこ話すくらいの子なら
後、サークルでやけに彼氏作りに躍起になってる少々ウザイ系女子が1人』
『相変わらずサラッとディスってくるね…』
『そう?事実を述べた迄だよ、本人には言ってないからまだ良くない?』
『そう言う問題?』
ケラケラ笑いながらアイスティーを口に含む
まぁ、なんだ
大学ってなまじ人が多いから、色んな人種が居て面白いよねって事にしといて
そう言えば目の前の幼馴染みは、そう言う話だったか?みたいな顔をするからまた笑う
うん、無理矢理締めた事は認めよう
『でもさー、彼氏作りに勤しんでる人は多いよねぇ』
『あれじゃん?この大学、何か突出したのがちらほら居るし』
『相変わらず梨乃の言葉選びには突っ込みたい所があるけど言わんとする事は分かる』
『ウチの学部にもいんのよ、眼鏡掛けた超真面目そうな奴
あの入学式で目立ってた主張激しい系イケメンと同じ匂いを若干感じる』
『…ねぇ、梨乃はイケメン嫌いなの?』
『見てる分には嫌いじゃないし、あの入学式の奴は友達迄ならまぁ、楽しそう』
『いちいち言葉に棘を感じるのは?』
『人生の勝ち組感がして若干イラってする』
『嫌いなんじゃん!』
目の前でケラケラ笑う澪理につられて笑う
嫌いじゃないって言ってるしwwイケメンはまぁあれだけど、美青年は好きだしww
『あ、でも私の学部にも居るよ
梨乃が好きそうな綺麗め男子が』
『よし、澪理仲良くなって来い』
『それをコミュ障に言わんで』
先程もしたようなやり取りをして、ケラケラ笑う
そんなゆっくり、自分のペースで大学に慣れていく、そんな4月
運命を切り開くのです
(はじまり、はじまり)