FINAL EXAMS(現在更新中)
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(主人公視点)
職場体験後半は、特に目立ったこともなく無事終了。
そして翌日。
「アッハッハッハッまじか!まじか爆豪!」
瀬呂と切島の笑い声の先には、7:2ぴっちり爆豪の姿が。
うーん。むしろベストジーニストが凄い。ツンツン毛根をあんなにできるんだもん。
というか矯正すべきなのはそこからなのか?
ジローちゃんは避難誘導等、梅雨ちゃんは隣国からの密航者逮捕。
そして麗らかじゃないお茶子ちゃん。
しゅっしゅってシャドーボクシングしてる。
おおう。物語通りでお姉さん一安心だわ。
「ま一番変化というか、大変だったのは…お前等4人だな!」
やっぱり私も入るのか。そりゃそうか。
私の席の周りにいた3人は、上鳴の言葉に振り返る。
心配して集まってくれたんだよね。
「そうそうヒーロー殺し!」
「……心配しましたわ」
「命あって何よりだぜ、まじでさ」
爆豪に頭わしづかみにされながら、よく喋れるな。
なかなか瀬呂も切島もタフネスだよねぇ。
「そうだよ!言ちゃん、お腹刺されたんだって?大丈夫?」
麗らかな表情に戻ったお茶子ちゃんやジローちゃんが集まってくる。
「うん、大丈夫だよ。すっかり治っちゃったから!」
全くリカばあには、頭が上がりません。
傷跡もなく治しちゃったんだもん。凄いよねー。
「上鳴君!」
出久の慌てた声。
お、なんだ。私が女子に囲まれている間に、ステインの動画の話までいったんかい。
「いや、いいさ。確かに信念の男ではあった…クールだと思う人がいるのもわかる。ただ奴は信念の果てに“粛清”という手段を選んだ。どんな考えを持とうとも、そこだけは間違いなんだ」
うん、そうだね。
どんな思いがあったとしても、人の命を奪う行為は等しく悪だ。
「俺のような者をこれ以上出さぬためにも!!改めてヒーローへの道を俺は歩む!!」
「飯田君っ」
焦凍と出久と顔を見合わせる。
みんなでにっこりと笑って、思わず言葉を出していた。
「かっこいいよ、天哉」
小さな声だったはずなのに、思いのほかみんなに聞こえたらしい。
ざわざわとしていた教室が、一瞬で静かになる。
「……え、なに?」
みんなの視線の先は私。
あれ?変なこと言った?
「言ちゃん、今…飯田君のこと、名前で」
「てんやって…」
え!?なんで!?
そんなことでそんなにみられる!?
「あっ、言ちゃん!ちょっ「え、うん。出久も焦凍も名前で呼んでるよ?」」
思いっきり出久と言葉被ったわ。
ん?んん?なんぞや。
「ずっずりーぞ!!飯田!緑谷!轟!くそ!雄英の女神に名前で呼ばれるとか、どんなご褒美だよ!!」
峰田が血涙を流している。
というか雄英の女神って。
それ体育祭で呼ばれてただけでしょ?
「そうだぞ!俺らだって名前で呼ばれたい!!」
相変わらず欲望を隠さない上鳴。
うーん、素直だ。
「え、クラスメイトじゃん。名前で呼んでいいなら、呼ぶけど?」
たかだか名字か名前かに、なんでこうも固執するかねぇ。
若さゆえか?
女子だって名前で呼んでるし、男子も別に変わらんのだけど。
「まじか!ぜひ!名前で!!」
「俺も俺も!」
「実に、電気ね」
名前だと一瞬誰だか分からなくなる可能性あるけどね!
でも問題なし!私は全員のフルネーム覚えてるから!
「範太、優雅、目蔵、甲司、力道、猿夫、鋭児郎、踏陰」
一人一人を見ながら名前を上げていく。
女子からはすごーいだとか、全員覚えてるの、だとか声が上がっていた。
覚えていますとも。もちろん。
そして最後。
こちらにガンを飛ばしているツンツン頭を指さす。
「勝己」
そのままにっこりと笑うと、ふんっと不機嫌そうにしながらも顔を逸らされた。
あ、怒らないんだ。
なんだなんだ。私に甘いな!
耳「ね、というか言、自分の立ち位置わかってんのかな?」
梅「うーん、あの様子だと分かってないと思うわ」
三「なになにー?」
透「私知ってるー!ファンクラブでしょー!」
三「え!?ファンクラブ!?」
透「体育祭で他の科の生徒の小さな怪我でも笑顔で治してたから、ファン急増して、本人に迷惑がかからないようにって、C組がまとめ役でファンクラブ作ったらしいよ」
電「それ、1年だけじゃないらしいぜ」
範「なんでも3年の借り物競争で、先輩にお姫様抱っこされながら赤面する音葉が大画面に映し出されたらしくて、3年の中でもファンクラブできてんだと」
全員「「「「恐るべし、雄英の女神」」」」