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夢小説設定
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(主人公視点)
---よお---
真っ白の空間。
その一部分だけが、歪んで人の形をしている。
ハガレンの真理みたい…
---そうまさに俺は真理。人によっちゃ、神様って呼ぶけどな---
不覚だ。真理もとい神様は心が読めるらしい。
こんなびっくり体験してるってことは、あれはやっぱり超ハイクオリティのコス集団ではわけだ。
---違うな。あれらは間違いなく生きている---
やはり。夢落ちの可能性は…
---ないな---
ですよねー。
そっかー。あんなに夢見たトリップ体験だけど、いざ自分の身に起こるとなかなかびびるな。
というかヒロアカとか!僕のヒーローアカデミアとか!
私の推しアカデミアじゃん。
略して推しアカ。
---おーい、あんま時間ないんだ。合理的に行こう---
おい。私の推しナンバーワンの口真似すんなよ。殺すぞ。
---お前は、この世界の調停者になるんだ---
は?調停者?
なにそれ。
---お前が知っている通りに物語が進むかどうかは、分からん。精々楽しませてくれよ、人間---
うっわ。いっやな言い方だなぁ。
性格悪いぞー!
---にゃーん---
足元に何か…あっ!
お前、やっぱり助からなかったのかあ。
---にゃにゃ---
白い毛並みの赤い目の猫。
私が助けようとした、猫。
でもここにいるってことはやっぱり助けられなかったんだなぁ。
ごめんね、助けてあげられなくて。
---にゃにゃん---
ん?許してくれるの?
わー、いい子だねぇ。
---その猫も連れていけ。猫は好かん---
意識が白んでいく。
---安心しろ、誂え向きの個性は与えてやる---
誂え向き…ちょっ、そこ…くわ、しく……
「教えろっつーの!!!!!」
がばりと体を起こす。
おい!そこ重要だろうが!自分で自分の個性に気づけってか!?!?
「あいつ!職務怠慢だぞ!?報連相はしっかりと!!……あ」
また怪訝そうな視線を向けられている…
うーん、やっぱりコスにしてはクオリティ高すぎ問題だよね。
やっぱりあいつの言う通り、現実なのかあ。
「起きたね。どうだい、気分は」
「あ、大丈夫です。すみません、いろいろ取り乱してしまって」
根津さんがリカバリーガールと紅茶飲んでた。
ということはここ保健室か?
「えーっと不審に思われると思いますが……」
そこからザ・弁明タイムが始まりました。
ポケットに入れてた財布から免許証とかクレジットカードを全部だす。
あと携帯も。
自分がこの世界の人間ではないであろうことも。
ただ一つ。
未来を知っていることは話さないでおいた。
プレゼントマイクや相澤先生を知っていた件については、見た瞬間に分かったってことにした。
どうやらそういう個性なんじゃないかって話にまとまった。
ラッキーーーー!!!