RESTART~USJ
夢小説設定
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---キキーーーーーーーーー----
ブレーキ音と目の前に迫るライト。
(やっと、解放されるんだ)
ゆっくりと目を閉じた。
落ちていく、落ちていく
「……」
真っ逆さまに、落ちていく
「じゃねーーーーーわーーーーーー!!!!!」
叫び声が、こだました。
「……ぇ」
徐々に定まっていく視界に、呆然と声が漏れる。
ここは、どこだろう。
何か固いところに寝転がっている。
上半身を起こして、見渡してみた。
「……おおん?」
訳が分からない。
なんだこの噴水。
死ぬほど見覚えのある…
「ああん?」
某爆発さん太郎みたいな声出た。
帰る途中に猫がひかれそうになってて、体が勝手に動いて、たぶんそのまま助けられずに猫と一緒にひかれちゃったんだよね。たぶん。
それで唐突に浮遊感が体を襲って…落ちた。そらもう真っ逆さまに。
「いやいやいやいや、なんで落ちてたんだ?あれ?私死ななかった?」
まったく持って意味がわからん。
しっかしまあ
「え?ヒロアカのテーマパークとかあったん?くそほどUSJに似てるんだけど」
某テーマパークと一緒の略称。
こんなそっくりに作れるんだったら、何回でも遊びに行くんだけど?
思わずポケットに入れてた携帯を取り出して写真を撮る。
夢か。夢なのか。ご褒美か。冥途の土産的な。
「ぐう、たまんねぇ。たまんねぇぜ」
何十枚と撮りまくる。
あっ、相澤先生がやられるのってあそこらへんかなー?
水難エリアがあっちだから、そっかー、ここかー。
---ばっっっっ---
うわっ、びびった。いきなり明かりついたわ。
確かに薄暗かったけど。
え?なんで?感応式とか?
---ばたんっっっ---
凄い音を立てて入口が開く。
あ、あそこから飯田飛び出したのかーなんて思った瞬間、呼吸が止まる。
ものほんそっくりのコスプレ集団がそこにいました。
「え、やば。クオリティくそ高いんですけど」
思わず写真撮ったら、皆さんの視線が超痛い。
え、まさか撮影禁止?
プレゼントマイクのコスプレの人が大きく息を吸い込む。
え、個性使うとこもクオリティたっか
『YEARRRRRRRRRRR!!!!』
ちょっ、まっ、やば!!!
うっせぇぇぇぇええええええ!!!!!
「…そりゃ、ないぜ……ひざし…」
できれば相澤さんコスの人に優しく捕縛されたかった…
私の意識は、そこで途切れた。