薄桜鬼〜浪華録〜
幕末の動乱の中
私、雪村千鶴は
出会った
人斬り集団新選組に
西の鬼の頭領に
そして
一人の人魚に
ある日、沖田とはぐれた千鶴は再び羅刹に襲われる。そんな彼女を救ったのは、一人の女人魚。
羅刹を見られたからには殺さなければならないその人魚が語ったのは、“人魚の血”の話。
男人魚の血は人に力を与える。しかしその代償として、狂う。
女人魚の血には、その狂いを抑える力がある。
それを耳にした新選組の決断は…?
乱世に呑まれる千鶴と女人魚。
二人は誰を愛し、誰に愛され、誰と生きるのか。