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天撃を超えた先に

平田は中山の家に近づくにつれて、違和感を覚えていた。

「なに、この感じ。いつもとは違う不快な感じがする。」

気のせいだろうと思いながらも不快感を心の片隅に置きながら、進んでいく。

「やっぱり何かおかしい。」

異変を感じた平田は立ち止まった。次は背後から誰かに視られている感覚に襲われる。

「誰が私を見ているの!?」

そう言いながら振り向くも、反応は無かった。
すると平田は前に向き今朝と同じ道を歩む。違和感を抱えながら。

「えっ……何が起こってるの……」

中山の自宅アパートが視界に入った瞬間、禍々しい闇を視界に捉える。
そしてその闇は、周辺一帯を飲み込むが如く大きく、そして蠢いていた。
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