番外編 ー彼らの記憶の欠片ー
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プロローグ ーティア視点。
私は大衛士モース様から預言(スコア)を探して来るように前々から任務を受けていた。
そして、オラクル騎士団がアクゼリュスに在中しており『譜石』が見つかったと報告を受けた。
しかし、あの時ははると同じ目的があった。
第4話「極秘会議」ーティアの使命ー
あのアクゼリュス到着前。
事前にジェイド大佐やガイ。そして、はるから話があると。
ルークを除く、私達四人をテントに集めた。
極秘の任務だと。
事前に大佐から、知らされていた。
私(ティア)、アニス、ナタリア、イオン様は
指定の場所に集まると。
彼らは少し声を潜め、こう言った。
「ーーすみません、極秘に皆さんにお願いがありまして。」
「この様な形にさせてもらいました。」
「極力、他の人たちには内密にお願い致します。」
大佐は重ねてそう念を押した。
「ええ。他言はしないわ。」
ティア、アニスやナタリア、イオンは頷く。
「それで。どうしたんですか。」
口を開いたアニスに、大佐は頷き。
はるに、指示を出した。
「‥‥実はアクゼリュスで。」
「?」
「住民たちの避難誘導をお願いしたいと思います。」
「‥避難?」
「何かあるんですか。」
ティアやナタリアは疑問を投げかける。
しかし、大佐は。
「理由は教えられません。」
「イオン様やアニス、ナタリア様は、住民たちと共に避難を。」
「ティアも同じく避難を‥と言いたいですが。」
「ええ。私は、軍人です。現場に着いたら、最後まで住民達の治療に専念します。」
「いいえ。」
そこまで言うと、大佐は眼鏡を直す。
「はる‥‥と共に。」
「ヴァンが何をするか。‥見張ってもらいたいと思います。」
「!!」
「大佐!彼女は、民間人です!」
「‥‥兄さんを見張る役目は‥‥。」
「それは‥‥危険です!」
「ティア‥‥。確かにそうです。」
「しかし彼女は覚悟を持って、私達に協力を求めた。」
「今、理由を伝えることはできませんが‥‥。」
「これは‥‥。」
「何もなければ。」
「それでいい‥。」
大佐がそう口にすると。
ガイやはるは、俯いた様子であった。
しばらく、重たい沈黙が続いて。
はるは口を開く。
「すみません‥‥。今、この事実を伝えて‥。」
(何か。起こるって‥‥。)
(あの光景は思い出したくない。)
(そんな訳ではないと思いたい。)
(口にすると、現実になりそうで。)
はるは口を開いては、閉じた。
そして、再び開く。
「‥‥今は、お願いすることになりますが。」
「その時が来れば、伝えたいと思います。」
(ジェイドには、この事実は私達が知るだけで、後は‥‥。)
(伏せた方がいい。事態を混乱に招く。)
そう釘を押された。
あとは自分たちがなんとかすると。
言ったのだ。
頭を下げる、はる。
「俺からもお願いしたい。」
そこへ。
ガイははるに続いて、頭を下げた。
「何か起きるって。正直、俺達も半信半疑だ。」
「だが‥。」
「万が一、起こってしまったら。」
「取り返しはきかない。」
「悪い。全部終わったら、必ず話す。」
ガイは罰が悪そうに頭をかいた。
「わかりました。」
「はるやガイ、大佐が。」
「ここまで、私達にお願いしているんです。」
「僕は協力したいと思います。」
「イオン様‥!」
イオンは頷いた。
「僕から避難誘導の助言があった。」
「そう住民たちには、伝えてみるのは。」
「いかがでしょうか。」
「イオン様の助言とあれば。」
「住民たちは協力するでしょう。」
大佐はイオン様の言葉に頷く。
「いいでしょう。」
「私も協力、致します。」
「イオン様が言うように。」
「ここまで私達にお願いし、頭を下げているのです!」
「協力は惜しみませんわ。」
「ナタリア様!ありがとうございます!」
「ありがとう!ナタリア!」
はるやガイはナタリアに、感謝を伝える。
その様子にアニスやティアは顔を見合わせる。
「私も協力します!」
「ええ。私も同じく、協力致します。」
ナタリアに続いて、アニスやティアは頷いた。
そして。
私達は彼らの指示に従い、アクゼリュス到着後。住民たちを避難することが極秘の任務となった。
ーーアクゼリュスにて。
はると共にティアは、ヴァンの居場所に向かう。
そこへ。
一人のオラクル兵士が駆け込んでくる。
「ティア様! アクゼリュスで、譜石らしきものが発見されたとの報告が入りました!」
「!」
私は思わず振り返る。
モース様から受けた任務。
それが、ようやく動き出した。
「わかったわ。すぐに向かいます。」
オラクル兵士に続いて行こうとした。
その時だった。
「ティア、待って!」
はるが私を呼び止めた。
「……?」
「その場所には、行かない方がいい。」
「えっ?」
「すみません‥。後で伝えます。」
「しかし、任務を放ってしまう訳には‥。」
「時間がありません!」
「お願いです、今は私を信じてください!」
はるは私の手を取り、駆け出した。
「えっ!はる!」
予想外の行動に驚き。
私ははるに着いていく。
あの時は、その言葉の意味を理解していなかった。
「ティア様!お待ちください!」
「危ないです!」
オラクル兵士たちは、必死な形相で私たちを追いかけてきた。
(どうして、そこまで……。)
あの時は、その理由が分からなかった。
後になって知ることになる。
あの兵士たちは、兄から密命を受けていたのだ。
私を崩落地点から遠ざけるために――。
その時の私は、まだ知らなかった。
ジェイド大佐が理由を語らなかった意味を。
そして、あの日アクゼリュスで待ち受けていた運命を――。
私は大衛士モース様から預言(スコア)を探して来るように前々から任務を受けていた。
そして、オラクル騎士団がアクゼリュスに在中しており『譜石』が見つかったと報告を受けた。
しかし、あの時ははると同じ目的があった。
第4話「極秘会議」ーティアの使命ー
あのアクゼリュス到着前。
事前にジェイド大佐やガイ。そして、はるから話があると。
ルークを除く、私達四人をテントに集めた。
極秘の任務だと。
事前に大佐から、知らされていた。
私(ティア)、アニス、ナタリア、イオン様は
指定の場所に集まると。
彼らは少し声を潜め、こう言った。
「ーーすみません、極秘に皆さんにお願いがありまして。」
「この様な形にさせてもらいました。」
「極力、他の人たちには内密にお願い致します。」
大佐は重ねてそう念を押した。
「ええ。他言はしないわ。」
ティア、アニスやナタリア、イオンは頷く。
「それで。どうしたんですか。」
口を開いたアニスに、大佐は頷き。
はるに、指示を出した。
「‥‥実はアクゼリュスで。」
「?」
「住民たちの避難誘導をお願いしたいと思います。」
「‥避難?」
「何かあるんですか。」
ティアやナタリアは疑問を投げかける。
しかし、大佐は。
「理由は教えられません。」
「イオン様やアニス、ナタリア様は、住民たちと共に避難を。」
「ティアも同じく避難を‥と言いたいですが。」
「ええ。私は、軍人です。現場に着いたら、最後まで住民達の治療に専念します。」
「いいえ。」
そこまで言うと、大佐は眼鏡を直す。
「はる‥‥と共に。」
「ヴァンが何をするか。‥見張ってもらいたいと思います。」
「!!」
「大佐!彼女は、民間人です!」
「‥‥兄さんを見張る役目は‥‥。」
「それは‥‥危険です!」
「ティア‥‥。確かにそうです。」
「しかし彼女は覚悟を持って、私達に協力を求めた。」
「今、理由を伝えることはできませんが‥‥。」
「これは‥‥。」
「何もなければ。」
「それでいい‥。」
大佐がそう口にすると。
ガイやはるは、俯いた様子であった。
しばらく、重たい沈黙が続いて。
はるは口を開く。
「すみません‥‥。今、この事実を伝えて‥。」
(何か。起こるって‥‥。)
(あの光景は思い出したくない。)
(そんな訳ではないと思いたい。)
(口にすると、現実になりそうで。)
はるは口を開いては、閉じた。
そして、再び開く。
「‥‥今は、お願いすることになりますが。」
「その時が来れば、伝えたいと思います。」
(ジェイドには、この事実は私達が知るだけで、後は‥‥。)
(伏せた方がいい。事態を混乱に招く。)
そう釘を押された。
あとは自分たちがなんとかすると。
言ったのだ。
頭を下げる、はる。
「俺からもお願いしたい。」
そこへ。
ガイははるに続いて、頭を下げた。
「何か起きるって。正直、俺達も半信半疑だ。」
「だが‥。」
「万が一、起こってしまったら。」
「取り返しはきかない。」
「悪い。全部終わったら、必ず話す。」
ガイは罰が悪そうに頭をかいた。
「わかりました。」
「はるやガイ、大佐が。」
「ここまで、私達にお願いしているんです。」
「僕は協力したいと思います。」
「イオン様‥!」
イオンは頷いた。
「僕から避難誘導の助言があった。」
「そう住民たちには、伝えてみるのは。」
「いかがでしょうか。」
「イオン様の助言とあれば。」
「住民たちは協力するでしょう。」
大佐はイオン様の言葉に頷く。
「いいでしょう。」
「私も協力、致します。」
「イオン様が言うように。」
「ここまで私達にお願いし、頭を下げているのです!」
「協力は惜しみませんわ。」
「ナタリア様!ありがとうございます!」
「ありがとう!ナタリア!」
はるやガイはナタリアに、感謝を伝える。
その様子にアニスやティアは顔を見合わせる。
「私も協力します!」
「ええ。私も同じく、協力致します。」
ナタリアに続いて、アニスやティアは頷いた。
そして。
私達は彼らの指示に従い、アクゼリュス到着後。住民たちを避難することが極秘の任務となった。
ーーアクゼリュスにて。
はると共にティアは、ヴァンの居場所に向かう。
そこへ。
一人のオラクル兵士が駆け込んでくる。
「ティア様! アクゼリュスで、譜石らしきものが発見されたとの報告が入りました!」
「!」
私は思わず振り返る。
モース様から受けた任務。
それが、ようやく動き出した。
「わかったわ。すぐに向かいます。」
オラクル兵士に続いて行こうとした。
その時だった。
「ティア、待って!」
はるが私を呼び止めた。
「……?」
「その場所には、行かない方がいい。」
「えっ?」
「すみません‥。後で伝えます。」
「しかし、任務を放ってしまう訳には‥。」
「時間がありません!」
「お願いです、今は私を信じてください!」
はるは私の手を取り、駆け出した。
「えっ!はる!」
予想外の行動に驚き。
私ははるに着いていく。
あの時は、その言葉の意味を理解していなかった。
「ティア様!お待ちください!」
「危ないです!」
オラクル兵士たちは、必死な形相で私たちを追いかけてきた。
(どうして、そこまで……。)
あの時は、その理由が分からなかった。
後になって知ることになる。
あの兵士たちは、兄から密命を受けていたのだ。
私を崩落地点から遠ざけるために――。
その時の私は、まだ知らなかった。
ジェイド大佐が理由を語らなかった意味を。
そして、あの日アクゼリュスで待ち受けていた運命を――。
