第二部「 運命に抗い、交錯する想い」
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第四話「後悔と決意」
ガイがお粥を持って宿へ戻る。
「はる、できたぞ。買い出しに行って‥」
返事がない。
部屋へ入ると──ベッドは空。
ガイは固まる。
(‥えっ)
机の上には一枚の紙。
『先に外郭大地へ向かいます』
「……なんだ、驚かせやがって」
と安心するが。
胸騒ぎがした。
(いや‥でも。あの体で?)
(はるは起きたばかりじゃないか)
「来たぞ‥ はるは?」
ルークたちも戻る。
「ガイ、どうしました?」
「これを見ろ」
ジェイドに紙を見せる。
「なんですか、これは‥。先に外郭大地へ‥」
「妙じゃないか」
腰に手を当て考える。
「確かに、はるは起きたばかり‥」
ティアも頷く。
しかし、イオンだけが首を振る。
ジェイドが持つ紙を見る。
「‥違います」
「はるさんはフォニック文字を書けません」
ティアも思い出す。
「そうだった……」
ジェイドが紙を見直す。
「つまり、この書き置きは別の人が書いたものです」
一行の表情が一変する。
「誰かこんな‥」
「じゃあ、攫われたっていうのか……!」
ガイの表情が険しくなる。
ジェイドは静かに頷く。
「その可能性は高いでしょう」
「‥六神将ですかね。本来なら彼らの計画では、アクゼリュスもろとも‥私たちを沈めるつもりだったのでしょうから」
「はるは‥それを覆したから?」
ジェイドの考えにアニスは答える。
「私たちは本来、アクゼリュスの救援に向かう予定だったんです」
「でも、はるが『街は崩落する』って教えてくれた」
ティアは思い出す。
「最初は信じられなかった……。でも、避難をして」
「僕がジェイドにお願いしたんです」
「彼女を信じてください、と。」
イオンは前に出て言う。
「初めて出会った時から、彼女には不思議な力を感じていました」
「おそらくセブンスフォニムの素養によるものですが。僕は……彼女を信じたいと思ったんです」
ガイは拳を強く握り締める。
「……俺が」
皆がガイを見る。
「俺があいつの側を離れたからだ」
「俺が……食事なんか買いに行かなければ」
自分を責めるように俯く。
ティアが静かに首を振った。
「ガイ、それは違うわ」
「あなたが自分を責めることじゃない」
ルークも拳を握る。
「そうだ!」
「悪いのは攫った六神将だ!」
ジェイドも静かに頷く。
「後悔するのは後です」
「まずは救出を優先しましょう」
ガイはゆっくり顔を上げる。
その瞳には迷いがなかった。
「……必ず助ける」
ガイがお粥を持って宿へ戻る。
「はる、できたぞ。買い出しに行って‥」
返事がない。
部屋へ入ると──ベッドは空。
ガイは固まる。
(‥えっ)
机の上には一枚の紙。
『先に外郭大地へ向かいます』
「……なんだ、驚かせやがって」
と安心するが。
胸騒ぎがした。
(いや‥でも。あの体で?)
(はるは起きたばかりじゃないか)
「来たぞ‥ はるは?」
ルークたちも戻る。
「ガイ、どうしました?」
「これを見ろ」
ジェイドに紙を見せる。
「なんですか、これは‥。先に外郭大地へ‥」
「妙じゃないか」
腰に手を当て考える。
「確かに、はるは起きたばかり‥」
ティアも頷く。
しかし、イオンだけが首を振る。
ジェイドが持つ紙を見る。
「‥違います」
「はるさんはフォニック文字を書けません」
ティアも思い出す。
「そうだった……」
ジェイドが紙を見直す。
「つまり、この書き置きは別の人が書いたものです」
一行の表情が一変する。
「誰かこんな‥」
「じゃあ、攫われたっていうのか……!」
ガイの表情が険しくなる。
ジェイドは静かに頷く。
「その可能性は高いでしょう」
「‥六神将ですかね。本来なら彼らの計画では、アクゼリュスもろとも‥私たちを沈めるつもりだったのでしょうから」
「はるは‥それを覆したから?」
ジェイドの考えにアニスは答える。
「私たちは本来、アクゼリュスの救援に向かう予定だったんです」
「でも、はるが『街は崩落する』って教えてくれた」
ティアは思い出す。
「最初は信じられなかった……。でも、避難をして」
「僕がジェイドにお願いしたんです」
「彼女を信じてください、と。」
イオンは前に出て言う。
「初めて出会った時から、彼女には不思議な力を感じていました」
「おそらくセブンスフォニムの素養によるものですが。僕は……彼女を信じたいと思ったんです」
ガイは拳を強く握り締める。
「……俺が」
皆がガイを見る。
「俺があいつの側を離れたからだ」
「俺が……食事なんか買いに行かなければ」
自分を責めるように俯く。
ティアが静かに首を振った。
「ガイ、それは違うわ」
「あなたが自分を責めることじゃない」
ルークも拳を握る。
「そうだ!」
「悪いのは攫った六神将だ!」
ジェイドも静かに頷く。
「後悔するのは後です」
「まずは救出を優先しましょう」
ガイはゆっくり顔を上げる。
その瞳には迷いがなかった。
「……必ず助ける」
