第二部「 運命に抗い、交錯する想い」
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第二話「眠り続ける彼女」
「夢 ーはるの過去ー」
私、どうしたんだろう。
確かに‥‥アクゼリュスを、パッセージリングの操作を、できたはずなんだ。
なぜ。
ここは暗い。
(はぁはぁ‥)
あれは、私?
個室に仕事着を着て、床に膝を付き、ベッドに横になる患者の容態を確認している。
寝息をたてている。
しかし、手首に巻いた血圧計は何度測ってもエラーを示している。
(‥‥血圧、脈も測れない。おかしい‥。酸素濃度は)
そうか。
あれは。
‥過去の私だ。
資格を取り、医療の仕事に就いたけど。
毎日、毎日。
気持ちがすり減っていたんだ。
「はぁ良かった。足首なら計測できる」
そう。
とてもやりがいのある仕事。
私は大変で。
苦しくて。
泣くときも。
あったけど。
でも、やっぱり。
人を救うには理由はなくて。
気づいたら。
体が動いて。
必死なんだ。
振り返っても。
そう。
また同じ事があっても。
私は――何度でも同じ選択をしてしまうのだろうか。
「現在 ールークたちー」
ユリアシティに訪れてから数日が経過した。
しかし、はるは目覚めなかった。
医師を呼び、診てもらう。
体には何の問題もない。確かに疲労はしている、と。
また意識が戻らない、原因は不明だと。
「‥なんとかできないか!はるは‥」
(俺は‥守るって。彼女に言って‥)
沈黙する一向。
ガイは拳を叩きつけた。
誰も言葉を返せない。
静かな部屋。
誰もが眠り続けるはるを見つめることしかできなかった。
その姿を見つめながら、ルークの脳裏には、あの日の言葉がよみがえる――。
「回想 ールーク視点ー」
「…… はるは」
(あの日、はるは俺に向かって――)
『今は考え込まないで。助けられる命を助けよう。』
(それだけじゃない。ガイにも、俺のそばにいてくれって……)
「……なんだよ」
ルークは力いっぱい袖を握りしめた。
(俺は、何も返せてねぇじゃねぇか……)
「現在 ーガイ視点ー」
ガイは静かに眠るはるを見つめる。
「……約束したんだ」
「今度は、俺が守るって」
握り締めた拳は震えていた。
部屋には、誰も声を発しない。
眠り続けるはるだけが、静かに息をしていた――。
「夢 ーはるの過去ー」
私、どうしたんだろう。
確かに‥‥アクゼリュスを、パッセージリングの操作を、できたはずなんだ。
なぜ。
ここは暗い。
(はぁはぁ‥)
あれは、私?
個室に仕事着を着て、床に膝を付き、ベッドに横になる患者の容態を確認している。
寝息をたてている。
しかし、手首に巻いた血圧計は何度測ってもエラーを示している。
(‥‥血圧、脈も測れない。おかしい‥。酸素濃度は)
そうか。
あれは。
‥過去の私だ。
資格を取り、医療の仕事に就いたけど。
毎日、毎日。
気持ちがすり減っていたんだ。
「はぁ良かった。足首なら計測できる」
そう。
とてもやりがいのある仕事。
私は大変で。
苦しくて。
泣くときも。
あったけど。
でも、やっぱり。
人を救うには理由はなくて。
気づいたら。
体が動いて。
必死なんだ。
振り返っても。
そう。
また同じ事があっても。
私は――何度でも同じ選択をしてしまうのだろうか。
「現在 ールークたちー」
ユリアシティに訪れてから数日が経過した。
しかし、はるは目覚めなかった。
医師を呼び、診てもらう。
体には何の問題もない。確かに疲労はしている、と。
また意識が戻らない、原因は不明だと。
「‥なんとかできないか!はるは‥」
(俺は‥守るって。彼女に言って‥)
沈黙する一向。
ガイは拳を叩きつけた。
誰も言葉を返せない。
静かな部屋。
誰もが眠り続けるはるを見つめることしかできなかった。
その姿を見つめながら、ルークの脳裏には、あの日の言葉がよみがえる――。
「回想 ールーク視点ー」
「…… はるは」
(あの日、はるは俺に向かって――)
『今は考え込まないで。助けられる命を助けよう。』
(それだけじゃない。ガイにも、俺のそばにいてくれって……)
「……なんだよ」
ルークは力いっぱい袖を握りしめた。
(俺は、何も返せてねぇじゃねぇか……)
「現在 ーガイ視点ー」
ガイは静かに眠るはるを見つめる。
「……約束したんだ」
「今度は、俺が守るって」
握り締めた拳は震えていた。
部屋には、誰も声を発しない。
眠り続けるはるだけが、静かに息をしていた――。
