第二部「 運命に抗い、交錯する想い」
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
第一話「暴かれる秘密、気を失うはる」
ユリアシティーー。ルーク視点。
魔界 にある唯一の街に、一行は訪れた。
今までいた場所は「外郭大地」と呼ばれ、地下に暗い海が広がるクリフォトがある。
その事実を知って驚き、ティアはユリアシティの住人だと分かり。
また一行は驚きに包まれた。
宿屋のベッドで、ルークが目を覚ます。
ティアの譜歌のおかげで無事だったと告げられるが、その傍らのベッドには、深い眠りに落ちたまま目を覚まさないはるの姿があった。
昏睡するはるを見つめながら、ジェイドは静かに呟く。
「……本当に、彼女には助けられましたね」
「え……?」
「アクゼリュスの街は沈みました」
「しかし、事前に彼女が手を回し、命がけで時間を稼いだおかげで……」
「この3万人余りの住民や兵士は助かりました。
ナタリアやイオン様にも、事前に避難するよう強い警告を出してくれていたのも彼女です」
「はる‥」
街が沈んだこと、そして自分のせいで大惨事が起きたことを知ったルークは、底なしの絶望に叩き落とされる。
「!」
(俺ーー。あの時‥ガイに連れられて‥。もし、あの海に沈んでしまったら)
ルークは暗い海に街が沈む様子を思い出し、頭を抱え震え出した。
「そう‥私たちは生き残りました。彼女がいなければ、どうなっていたか‥」
「ヴァン‥‥兄は外郭の人間を恨んでいました」
「あの時、兄はルークを使って。パッセージリングをなくしてしまった」
「パッセージリング?」
ジェイドの言葉に、ティアは遠くを見つめながら言った。
ガイは疑問を口にした。
ティアは外郭大地を支えていたのが、パッセージリングと呼ばれる光の柱であったと説明する。
「先生は‥俺に何を」
「ルーク‥あなたは兄に騙されたのよ」
「ーー‥‥あの外郭を支えるパッセージリングを、超震動によって壊してしまった‥」
誰一人として、すぐに言葉を発せなかった。
重苦しい沈黙が部屋を支配する。
「俺が‥‥悪いのか」
誰も責める言葉は出せない。
それでも向けられる視線には、困惑と失望、そして怒りが入り混じっていた。
やがて。
最初に口を開いたのは、ジェイドだった。
「せめて、ルーク。説明だけでもして欲しかったです」
淡々とジェイドは言い残し、部屋を出ていく。
「俺は超震動で 瘴気 を中和しようって‥‥」
ルークに向きナタリアは、悲しみを込めて言う。
「‥本当に変わってしまった。今のあなたはまるで‥別人ですわ」
「‥お前だって!何もできなかったじゃないか!」
ルークは震えながら、去りゆく仲間に向かって、言い放つ。
「確かにそうです。僕は無力だ。ルーク‥」
「ーー‥‥すみません、僕が付いていながら」
イオンはルークに答える。
「イオン様!こんなやつ!ほっときましょう!」
イオンを引っ張って、アニス、イオンも去る。
「なんだって言うんだよー!」
「‥‥ルーク。少しはいいところもあるって、思った私がバカだったわ」
吠えるルークに、ティアは怒り失望を込めて言い放つ。
「くそ‥‥」
ルークは声を押し殺し、膝をついた。
(俺はなんてことを……)
次の瞬間、堪えていた涙があふれ出した。
回想 ーはるの願い、ガイの誓いー
誰もがいなくなった部屋で、俺(ガイ)だけは、ルークの側に残り続ける。
震えるルークを見つめる俺の脳裏には、アクゼリュス前にはるが必死に俺へ託した「願い」がハッキリと息づいていた。
『もしルークがとんでもないことをしてしまっても、ガイは側で見守ってほしい』
『何もしなくてもいい、ただ見守っていて。ひとりにしないでほしい』
眠り続けるはるの姿を見つめ、俺は胸の内で思う。
今回の件、ルークのしたことやヴァンの裏切りには思うところが山ほどある。
正直、幻滅させないでくれって気持ちだってある。
だけど――
俺はゆっくりとルークの肩に手を置く。
「ガイ‥‥お前は俺のこと」
「……ルーク」
「お前に対して思うところがないと言えば嘘になる。正直、幻滅させないでくれって、気持ちもあるさ」
「だけどな……あいつ。彼女にお願いされちまったんだよ。『ルークを一人にしないで』ってな」
眠るはるを見つめ想う。
はるはどこまで、何を知っていたのか。
この辛い状況。
ルークや皆の気持ちまでを‥知って。
だからこそ、俺にあんな願いを託したのか。
たったひとりで背負い込んで‥。
ガイが眠るはるの髪をそっと撫でる。
「約束は守る」
そして、彼女の残した願いを裏切らないように、俺はルークの側を離れず、共に歩むことを静かに誓う。
ユリアシティーー。ルーク視点。
今までいた場所は「外郭大地」と呼ばれ、地下に暗い海が広がるクリフォトがある。
その事実を知って驚き、ティアはユリアシティの住人だと分かり。
また一行は驚きに包まれた。
宿屋のベッドで、ルークが目を覚ます。
ティアの譜歌のおかげで無事だったと告げられるが、その傍らのベッドには、深い眠りに落ちたまま目を覚まさないはるの姿があった。
昏睡するはるを見つめながら、ジェイドは静かに呟く。
「……本当に、彼女には助けられましたね」
「え……?」
「アクゼリュスの街は沈みました」
「しかし、事前に彼女が手を回し、命がけで時間を稼いだおかげで……」
「この3万人余りの住民や兵士は助かりました。
ナタリアやイオン様にも、事前に避難するよう強い警告を出してくれていたのも彼女です」
「はる‥」
街が沈んだこと、そして自分のせいで大惨事が起きたことを知ったルークは、底なしの絶望に叩き落とされる。
「!」
(俺ーー。あの時‥ガイに連れられて‥。もし、あの海に沈んでしまったら)
ルークは暗い海に街が沈む様子を思い出し、頭を抱え震え出した。
「そう‥私たちは生き残りました。彼女がいなければ、どうなっていたか‥」
「ヴァン‥‥兄は外郭の人間を恨んでいました」
「あの時、兄はルークを使って。パッセージリングをなくしてしまった」
「パッセージリング?」
ジェイドの言葉に、ティアは遠くを見つめながら言った。
ガイは疑問を口にした。
ティアは外郭大地を支えていたのが、パッセージリングと呼ばれる光の柱であったと説明する。
「先生は‥俺に何を」
「ルーク‥あなたは兄に騙されたのよ」
「ーー‥‥あの外郭を支えるパッセージリングを、超震動によって壊してしまった‥」
誰一人として、すぐに言葉を発せなかった。
重苦しい沈黙が部屋を支配する。
「俺が‥‥悪いのか」
誰も責める言葉は出せない。
それでも向けられる視線には、困惑と失望、そして怒りが入り混じっていた。
やがて。
最初に口を開いたのは、ジェイドだった。
「せめて、ルーク。説明だけでもして欲しかったです」
淡々とジェイドは言い残し、部屋を出ていく。
「俺は超震動で
ルークに向きナタリアは、悲しみを込めて言う。
「‥本当に変わってしまった。今のあなたはまるで‥別人ですわ」
「‥お前だって!何もできなかったじゃないか!」
ルークは震えながら、去りゆく仲間に向かって、言い放つ。
「確かにそうです。僕は無力だ。ルーク‥」
「ーー‥‥すみません、僕が付いていながら」
イオンはルークに答える。
「イオン様!こんなやつ!ほっときましょう!」
イオンを引っ張って、アニス、イオンも去る。
「なんだって言うんだよー!」
「‥‥ルーク。少しはいいところもあるって、思った私がバカだったわ」
吠えるルークに、ティアは怒り失望を込めて言い放つ。
「くそ‥‥」
ルークは声を押し殺し、膝をついた。
(俺はなんてことを……)
次の瞬間、堪えていた涙があふれ出した。
回想 ーはるの願い、ガイの誓いー
誰もがいなくなった部屋で、俺(ガイ)だけは、ルークの側に残り続ける。
震えるルークを見つめる俺の脳裏には、アクゼリュス前にはるが必死に俺へ託した「願い」がハッキリと息づいていた。
『もしルークがとんでもないことをしてしまっても、ガイは側で見守ってほしい』
『何もしなくてもいい、ただ見守っていて。ひとりにしないでほしい』
眠り続けるはるの姿を見つめ、俺は胸の内で思う。
今回の件、ルークのしたことやヴァンの裏切りには思うところが山ほどある。
正直、幻滅させないでくれって気持ちだってある。
だけど――
俺はゆっくりとルークの肩に手を置く。
「ガイ‥‥お前は俺のこと」
「……ルーク」
「お前に対して思うところがないと言えば嘘になる。正直、幻滅させないでくれって、気持ちもあるさ」
「だけどな……あいつ。彼女にお願いされちまったんだよ。『ルークを一人にしないで』ってな」
眠るはるを見つめ想う。
はるはどこまで、何を知っていたのか。
この辛い状況。
ルークや皆の気持ちまでを‥知って。
だからこそ、俺にあんな願いを託したのか。
たったひとりで背負い込んで‥。
ガイが眠るはるの髪をそっと撫でる。
「約束は守る」
そして、彼女の残した願いを裏切らないように、俺はルークの側を離れず、共に歩むことを静かに誓う。
