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おしゃべりまとめ



*こーちゃんとただよしくん
「混んでるな」
「珍しいね」
「名前書いとくか」
「うん」
「……………」
「片仮名で書くの」
「……漢字で書くと、読んでもらえないことあるから」
「……俺、読めたよ。こーのうら」
「ありがと……」

*さくちゃんとたきがわ
「名前書くとこあんよ」
「なんて書く?」
「かっこいい名前にしよう」
「難しい感じとかのやつか?」
「えっ?かっこいいっつったら横文字でしょ」
「え?」
「うん?」
「……五十嵐」
「アレキサンダー」
「氷室」
「デイビッド」
「有栖川」
「ガブリエル」
「じゃあくっつけよう」
「五十嵐・アレキサンダー、と……」
「完璧だな」
「超かっこいいな」

*おべんととなかあり
「混んでるね」
「名前書いて待つ?」
「うん」
「なかあり、と」
「あっ、なんで俺の名前書くの」
「自分の名前こんなとこに書きたくない」
「俺は良いの!?」
「ごちゃごちゃ言ってると女に丸つけるよ」
「やめて」
「あっ、間違えた」
「もー!書き直さなきゃいけないじゃん!弁財天のおとぼけ!」
「ごめんごめん」
「……ぐちゃぐちゃって消されると、ちょっと傷つく……」
「……ごめん」

*さくちゃんとおべんと
「何食べる?」
「……え?なに?聞いてなかった」
「しっかりしてよ、おじいちゃん」
「おじいちゃんじゃない」
「どれにする?このハンバーグが二枚乗ってる隣にステーキとスパゲッティとじゃがいもが丸ごと乗っかってるプレート?」
「こんなの食べきれない」
「そうかな」
「そうだよ……俺のことなんだと思ってるの」
「ひょろいから、このくらい食べないと。さくちゃん心配」
「おかんか」
「俺これにしーよお、きのこスパゲッティ」
「えっ、被る」
「ええー、俺のが言うの先だった」
「言うの先だっただけで決めてたのは俺のが先だった」
「そんなん言ってないじゃん!」
「きのこスパゲッティにしよう」
「今じゃ遅いよ!じゃんけんにしよ」
「ええ……」
「あっ、それか、きのこスパゲッティを二人で食べたら、もう一つ何か食べれるよ」
「……そうしよう」
「なにがいい?」
「これがいい。海老乗ってる、ピザ」
「気が合うね、俺もそう思った」
「うん」
「飲み物は?」
「飲み物いらない。デザート」
「どれ?」
「……………」
「……当也ってさあ、主食はプレート遠慮するくせに、デザートはすげえでかいパフェ頼むよね……」
「……ちゃんと食べるから」
「それは知ってるけどさ……」

*こーちゃんとたきがわとただよしくん
「すいませーん」
「このサンドイッチセット一つ」
「エビのフリッター」
「フライドポテト」
「茄子のボロネーゼ、大盛りにしてください」
「エビフライとハンバーグのプレート、ご飯セットで」
「ビーフシチューもご飯セット」
「オニオングラタンスープが二つ」
「クラムチャウダーは一つ」
「あとなんだ?」
「ドリンクバー!三つ!」
「食後に、ブラウニーサンデーと」
「カタラーナってなんだ」
「固いプリン」
「じゃあそれ」
「黒胡麻白玉ソフト」
「あとは?」
「もういいだろ」
「頼みたくなったら頼みます!」

「もしかして机の上に乗らないんじゃ……」
「早く食わねえとどんどん来るぞ!」
「それ寄越せよ」
「ボロネーゼは俺の!あー!ご無体な!」
「ビーフシチューおいしい?」
「……ビーフシチューハンバーグにすれば良かった」
「お得感あるよね」

*まもりくんとさくちゃんとこーちゃん
「なんにしよっかな」
「肉食いてえな」
「期待を裏切らないゴリラ」
「黙れ」
「いった、あー、さくちゃん一機減った」
「そのまま減り続けろ」
「先輩、ハンバーグはどうです?ハンバーグ」
「んー……俺はそこまでお肉って気分でもないなあ」
「定食も美味そうだし」
「いいねえ、チキン南蛮」
「肉じゃん。嘘つき」
「野菜がこんなにたくさんあるでしょ!細かい男だな!」
「ねえ!ハンバーグ!」
「まもりくんハンバーグ好きなの」
「大好きです!ハンバーグはいいですよお、なんてったって美味しいですから」
「これにしよっかな」
「パエリア?珍しいもん食いたがるね。熱?」
「白飯の気分じゃない」
「航介今日帰った方がいいんじゃない?」
「メソポタミア先輩が白いご飯食べないなんて体調悪いんですか?」
「江野浦だし、白いご飯食べないときくらいあるし」
「やっぱりハンバーグですよ。ハンバーグにご飯セットをつけましょう」
「なんなの?こいつのハンバーグ推し」
「よほど好きなんだよ、航介もバナナ好きでしょ」
「好きだけどそこまでではねえよ」
「ハンバーグのどこがいいかというと、まずそうですね、フォークを入れた時にぷちゅって出てくる肉汁です」
「うん」
「なんで真面目に聞いてんの?」
「まもりくんが俺たちにプレゼンしてくれてるんだぞ!聞くのが先輩ってもんだ!」
「そ、そうか……?」
「もうそこで美味しさ度が5000上がります」
「5000も!?」
「なに?美味しさ度って」
「航介うるさい」
「……………」
「切り開くと肉汁が出てきます、ふわっと湯気も出てきます。美味しい匂いがしてきます」
「うん」
「……………」
「一口サイズに切って、まずはそのまま食べるんです。お肉の味を知らないと、ソースがかかってるとこの美味しさが分かりませんからね」
「うん……よだれ出てきた……」
「……………」
「次にご飯と食べます。というかご飯がないと物足りなくなってきます、ハンバーグは白米があってこそというところもあると思います」
「……………」
「……今航介お腹鳴っ」
「てない」
「あっそう……」
「残ったソースは野菜をつけて食べるために使います。溢れ出てきた肉汁が混ざって美味しいですからね、無駄にしちゃいけません」
「ねえやっぱり航介お腹鳴っ」
「てない」
「ハンバーグにする?」
「……………」
「すいません、ハンバーグプレート、ご飯セットで三つ」
「やったー!」

*おべんととこーちゃんとさくちゃん
「おっこづっかいっ」
「……朔太郎お小遣い貰ったの」
「うん!昨日お小遣い日」
「たくさんあるの」
「たかろうとすんなよ」
「……たくさんあるのか聞いただけじゃん。たかるとかいう考えに思い至る航介が狡いだけ」
「あ?」
「近い。くさい」
「喧嘩しなーい」
「……いつか泣かす……」
「俺お前のこと泣かしたことはあっても泣かされたことは無いから。この先も無いから」
「……………」
「あっ、それ俺の」
「うまい」
「……マジ死んでほしい」
「なんか食べられたの?」
「からあげ」
「じゃあさくちゃんのをあげよう」
「えっ、いいよ、悪いし」
「スープバーでお腹いっぱいになっちゃったんだもん」
「どんだけ飲んだんだよ」
「美味しかったからお代わりしすぎちゃった」
「なにスープだったの」
「たまご」
「ふうん……」
「足んないから頼んでいいか」
「何食べるの、ぶーすけ」
「もうほんとお前のそういうとこみんなにもっと知られてほしい」
「性格悪っ」
「誰のせいで」
「アイス食べるー?」
「食べる」
「食べる」
「すいませーん、アイス3つくださーい」

*たまちゃんとまきちゃん
「だからあたしそれは無いわって思ってえ」
「ふうん」
「だって駄目でしょ?女子的に駄目でしょ?」
「そうかもね」
「ねえ?真希ちゃんさん?聞いてます?」
「はあ」
「だめだこりゃ。なに見てんの」
「……え?」
「誰かいるの?」
「ああ、別に。誰も」
「どこ?」
「あの」
「誰かいるんでっ、ぴゃっ、都築くんだっ」
「……うん……」
「真希ちゃんやだー、早く言ってよ!都築くんに不意に会う程心臓に悪いことないんだから」
「こうなると思って言わなかったんだけど」
「はああ、もお、急に心臓口から飛んでくかと思ったよー。灯ちゃんいないのが残念」
「あっちの席には行かないからね」
「え?」
「……あっちの、席には、行かないからね。って言ったの」
「えっ?なに?」
「もう勝手にして」
「そんなこと言わないで、みんなで食べたほうがおいしいよっ」
「……珠子、ファミレスで知り合い見つけるとすぐ相席したがるから嫌……」
「でも見て?一人じゃないの。なんと、江野浦くんもいる」
「それがなんなの」
「ときめくでしょ?」
「あのね、珠子」
「じゃあちょっと声かけるだけ、ねっ?ちょっとだけ、すぐここに戻ってくる、店員さんにも言わない。それでどう?」
「一人で行って」
「やだー!真希ちゃんも一緒がいいー!」
「私、今からデザート選ぶから」
「奢るから!」
「そういうんじゃないから」
「見て!期間限定!苺フェア!ここからお一つお好きなものをお選びください!」
「……ショートケーキ」
「あいあいさー!」
「ほんとにちょっとだけだからね」
「大丈夫大丈夫!絶対この席に戻ってくる!」
「余計なこと言わないでね」
「つっづきくーん!こーのうらくーん!やっほー!」
「……聞いてないし……」

*たきがわとただよしくん
「ごちそうさまです」
「……え?」
「ごちそうさまです」
「なんだよ。奢らねえよ」
「ごちそうさまです」
「なに?都築どうしたの?ごちそうさまですロボなの?」
「ごちそうさまでした」
「語尾変えても奢らねえからな?」
「ありがとうございます」
「頭下げたって駄目なもんは駄目だよ、お前も今日たくさん食ったろ」
「ありがとうございました」
「なに終わらせてんの。終わらねえよ、最初から割り勘って話だっただろ」
「本当にありがとうございました」
「なに?財布忘れたの?」
「この御恩は忘れません」
「財布あんじゃん。ポッケに入ってんじゃん。なんで頑なに出さねえの」
「……………」
「……なんで俺がそんな目向けらんなきゃなんねえの……俺一つもおかしなこと言ってないよな……?」
「瀧川……愛してるよ……」
「あっやめろ!唐突に耳元でそういう声出すんじゃない!イケメンなら許すと思うなよ!」
「……………」
「だからその目やめろよ。俺が悪いみたいじゃんかよ」
「……………」
「じっと見んな。ていうかいい加減周りの人たち見てるぞ?あの高校生恥ずかしいと思われてるからな?」
「……………」
「なんだよ。引っ張んなよ」
「……隣の席の子たちが瀧川のこと見てる」
「えっどれ?あの子たち?お前じゃなくて本当に俺?俺だけを見てる?」
「懐の広い男だってことをアピールしたら、店外に出てから声をかけてくるかもしれない」
「なんか急に払いたくなっちゃったなー!そういやこないだ臨時収入があったし?友達が困ってる時に助けない俺じゃないし?なっ都築!」
「ありがとー」

「ついてこねえじゃん」
「呼んできてあげようか」
「そうして。シャイガールたちなのかもしれないから」
「うん」

「瀧川」
「遅えよ!シャイガールたちは、ど……」
「今から俺らプリ撮ってくる」
「……俺だけを見てた女の子は?」
「なんのこと?」
「ねえ?その子たち、俺のことだけを見つめてたシャイな女の子たちなんじゃない?なんで都築とプリクラ?ねえ?」
「じゃあねー」
「どういうこと!?都築なんか怒ってんの!?俺なんかした!?」


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