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《伏見から見て》
弁当…優しくて頭良くてちょっと凄めば言うこと聞いてくれる。大好き。ご飯食べる量が少ないこと、それに伴ってひょろっちいことは、一応心配してる。でも飯はたかる。弁当の有馬に対する目は知っていて、けど確定できる証拠がなかったり本人がひた隠していたりするので、ずっと影から見ていた。この世界で一番、弁当に幸せになってほしい、報われてほしいと思ってるのは、ずっと見てきた伏見。本人同士の問題だから、ってなにがあっても直接的な手出しをしなかったのは、伏見にも自分と重ねて思うところが多々あったのだろうな、と。弁当の実家での睡眠時間がとてつもなく長いのは、安心の表れです。

有馬…叩くとでかい音で鳴るおもちゃ。リアクションがでかくてうるさいので、暇な時に叩いて遊ぶ用。でも時によっては、マジで殺すぞ…って思う。どうしようもないタイプの馬鹿だとも常々思っている。基本的に下に見てる分、思っても見ない行動をとられると一番焦る相手。分岐2以降は、弁当の精神の安定が全部丸ごと有馬の肩にかかっていることをよく分かっているので、お前が思ってるよりもあれは拗らせている、百倍にして嫌気がさすまで返してやれ、と何度か諭している。有馬もそれに対して言い返すことはないので、伏見の言うことが正しい認識はあるみたい。

小野寺…センスがいい拾い物を育成ゲーム代わりにしてたところに、告白されて、適当に答えて遊んでやろうと思ってたら、ずるずる何年も共に過ごす羽目になり、恋愛感情はただのお前の後追いだって言い続けても全く聞く耳を持ってもらえず、かといって何故か切り捨てることもせずにいたら、いつの間にか手放せなくなってて、一緒に死ぬ約束をした相手。濃いなあ。伏見の主観で行くと、いつの間にか手放せなくなった、なんだけど、弓道部で育成ゲームしてた段階でもう特別扱いしてた。高校時代、表彰台総なめにした渚晴臣が、手塩にかけて育てた伏見に、特別扱いされてレッスンされてた小野寺。そりゃ頭角も表すわ。伏見の切り札は「いつでもいらないって言っていい」だったんだけど、その「いらない」を最後の最後まで、言えなかった。捨てられたって思った大学卒業間際の勘違い事件でようやく素直になれたけど、それがなかったらずっと自分の気持ちを無視し続けていたんだろうな。一緒に死ぬ約束が出来るぐらい執着する相手ができて、やっと吹っ切って、幸せな顔ができるようになって、よかったね。

こーちゃん…大好き以外の何物でもない。伏見の言う楽園とは、弁当とこーちゃんを両脇に侍らせて美味しいものを食べることを指します。馬鹿にして笑ったりもするけど、こーちゃんが拗ねて怒ったら、ごめんにゃん♡ってすれば許してもらえることを知ってる。自分はごてごてに飾って張りぼてみたいに生きてる伏見からしたら、こーちゃんの飾らないところが好きなのかもしれない。まさか単身青森まで行っちゃうぐらい大好きだとは思ってなかったけどな。こーちゃんと小野寺は伏見を丸太のように抱えて持ち運ぶので、それには不満を感じているようです。

さくちゃん…怖い。恐怖の対象。ちょっとずつ緩んできたけど、でもまだ微妙に無理。自分の理解の範疇を大幅に越えてくるから、嫌。しかも運の悪いことに、外面剥いでガード無しの素を出してる身内に、一番苦手なタイプが飛び込んできちゃった。ぬくぬくしてるところに突然のさくちゃんとか、刺激が強すぎて、必ず悲鳴を上げる。みんなでいる時には対角線上の真逆に座る。そうやって避けながらちょっとずつ慣れて、同じ部屋の中にいるのは一応平気になった。ひとりぼっち旅行した時一度たりともさくちゃんに会わなかったのは、伏見の運とこーちゃんの気配りの賜物。
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