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サブキャラプロフィール



・三上大嘉
みかみおおか。かみおおおかちゃん。もしくは、おおかみちゃん。上大岡の人。振れ幅の広いサイコ。どの枠に入れたらいいんだろう。電車の人だけど探偵シリーズの人。
「他人から見た自分のキャラクター」にしかなれない。怖がられたら、恐怖を煽る不気味なキャラクターになるしかないし、かわいがられたら、愛されるに足りるかわいいキャラクターになる。求められる通りに、自分が変わってしまう。自我らしい自我はない。自分のキャラクターを自分で把握もしていない。毎日同じように生きてるのに、毎日別人のよう。変わらないのは見た目だけ。
新城くんから見ると「かみおおおかちゃんは怖い」だったので、人を食ったような態度で、何処か悪意めいた言葉の言い回しで、へらへらしていた。しかし中原くんからは「悪いやつではない。普通の友達」と思われていたので、含みのある物言いはあまりしなかったし、普通に大学生やってた。アンちゃんからは「抱っこして寝たい、かわいい弟」、帝士さんからは「かわいくてろりくてしっかりもので、俺のことが大好きでたくさん甘やかしてくれてちょっぴりえっちで恥ずかしがりやさんで、(以下略)」というキャラ立てを与えられているので、紛うことなき愛されキャラになった。存分に甘やかすし甘えるし、可愛く笑うし、怒るときはほっぺがふくらむ。萌えキャラかよ。
溝口くんと小金井くんのごたごたの時に、どうしてあの場に捕まって生贄の役を与えられていたのかは、不明。イデア曰く、大学卒業後からしばらく、生きているという記録がどこを探しても見つからない期間があるらしい。ちなみに家族構成も不明。新城くんは、家族ぐるみの付き合いであった、と記憶しているけれど、それは記録には残っていない。じゃあその家族って誰だったんですかね。三上大嘉って、どこの誰なんですかね?

・小金井清
こがねいきよし。武蔵小金井の人。高身長の細マッチョ、だったが、丹原探偵事務所に駆け込んだ時点では割と筋肉質なはず。細身で重め。あと体に傷が多い。全部治って「え?そんなことあった?」って笑える上大岡ちゃんと違い、割としっかり残る傷が多い。
笑い方を知らない。というか、笑いに相当する感情を持っていないのかもしれない。泣くこともなさそう、怒ることもあまりなさそう、だけど、喜怒哀楽は一応ちゃんとある。感情の動きに疎い。基本真顔。時々嫌そうな顔。新城くんには見下し顔。中原くんには慈愛の目。溝口くんに対してだけいろいろな思いを内包した複雑な顔になる。
幼少期、父親から肉体的虐待を受けていた。母親は我関せずだったため、傷ばかりが増える一方だったが、「誰でもいいから誰かを助けなさい」「人のためになることをしなさい」と御告げを受けた溝口くんに助けられ、父親と離れることになる。その恩、もとい執着から溝口くんを追うようになったが、成人後辺りから、こいつの家こそどうやらおかしい、と察し、彼を救おうと四苦八苦することになる。結果的にああいうことにはなったし、ハッピーエンドを迎えられてはいないのだけれど、出所後の溝口くんは小金井くんにしか頼れないので、そこに暗い愉悦と罪悪感と優越は感じている。
公安関係者。溝口くんのために一人奮闘している辺りで関わりを持ち、そのまま就職した。会社員の真似事をしてはいるし、別に警察として何か事件に関わっているわけではないけれど、日常の中に紛れ安全を守ることが職務なので、思いっきりそれを乱して殺傷事件を起こしたことで、かなりの処分は食らっている。事情を知る周りからは、いやでもお前そのためにここに来たんだもんなあ…と哀れみの目を向けられている。

・溝口優吾
みぞぐちゆうご。武蔵溝ノ口の人。割といつも笑っている。腕とか足とかが細い。口調に感情が乗ってない。
新興宗教団体の教祖の息子。みんなが幸せになれるようにお前は痛い目に遭いなさい、と教えられてきたので、「お願い」されればなんでも聞くし、それがどんなお願いでも基本的には断れない。自我が薄く、やりたいことがない。外の穢れを知るために、という理由で大学生までは普通の生活をさせてもらえていたが、大学卒業と同時に、禊までの秒読みとして教団から出してもらえなくなった。上大岡ちゃんの儀式の最終執行を行う予定だったのが溝口くんで、生贄を殺め自分に咎を背負う、という過程を経て自分は自分で命を絶ち、罪を呑んで地獄へ落ちよう、という予定だったのだけれど、ああいうことになった。ので、失敗。しかし性格自体に変化が起きたわけでもないので、やりたいことは未だ見つからないし、自分がしたことの重大さも「でも生贄の対象が変わっただけで、みんなどこかに行っちゃったけど、ちゃんと儀式自体はできたし…」くらいにしか思ってない。神様を信じなければならない、という呪いじみた植え付けだけは、唯一溝口くんのことだけを考えて動いてくれていた小金井くんが、壊した。
痛いことされても痛いって言わない。痛いと思っていないのかもしれない。他者の罪を背負うという名目で、暴力も振るわれてきたし、生贄の浄化という名の殺人と解体も見てきたし、身売りもしているのに、全てに対してにこにこしている。生死に対する観念がゆるい。貞操の観念もがばがば。祝詞をつらつらと唱えられるところを見るに頭が悪いわけではないが、常識に疎い。小中高と大学生活、他人を見ながらなんとなく合わせてそれなりにやってきたのだろうなあ、って感じ。
全部片が付いて出所したところで、行く宛もなければ、社会に問題なく混じれるとも思えない。本人もそれは分かっているので、どうしよっかなあ、とは思っている。モンペの小金井くんが拾ってくれるから大丈夫です。



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