‐バラガミ‐ 今によみがえる飛梅伝説(総天然色版)
■執筆者:婆羅陀魏
■シンボルモンスター:バラン
【解説】
「飛梅伝説」を元に少女と少年、妖精とバランによって紡がれる、少し不思議な「愛」の物語。
※本作ではタグ機能によって文に色を付けていますが、機種によっては正確に表示されない場合があります事を、ご了承下さい。
また、自サイトに掲載している「モノクロ」版とは一部設定・描写が異なります。
嵯峨野 さくら
(さがの ‐)
本作の主人公で、京都在住の13歳の女の子。
いつもゆったりとしており、決して笑顔を絶やさない純粋そのものな、優しい性格である。
麻野道 真
(おのみち まこと)
さくらの幼なじみである13歳の男の子。
他人でも放っておけない、分かりやすいお人好し。
5年前まで京都にいたが、現在は福岡の実家に引っ越している。
バラガミ
さくらが八幡神社で見つけた松ぼっくりから現れた怪獣で、八幡神社の伝説に伝わる松の神。
別名は「バラン」。風を自在に操る力を持ち、信仰心の低い者にその姿は見えない。
お梅
太宰府天満宮に現れる梅の精で、「飛梅伝説」に登場する梅の意志そのもの。
15センチにも満たない大きさだが、大層な京美人でかつ京訛りで喋る。
偶然助けられた真と知り合い、話し相手になっている。
菅原道真
(すがわら の みちざね/みちまさ/どうしん)
「学問の神」と呼ばれる、平安時代の貴族。
多才で様々な物事をこなして来たが、藤原時平との政争に負けて晩年を太宰府で過ごす事となり、そのまま死去。
没後、恨みから平安京に祟りをもたらし、「天神」として崇められた。
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