登場人物・「G」紹介




ガメラ

一万二千年前、アトランティス大陸が生み出した特別な巨大「G」・「四神」の一体で、北方守護・「玄武」を担う、亀のような姿をした二足歩行型巨大「G」。
四大元素の火・水・地の要素を持ち、特に火焔球「ブレイ・インパクト」等の様々な火炎技を使う点から火、常に全身の硬質化を行っている点から地に優れる。
現在は青森近海に身を潜め、憐太郎と紀子の意志に応じて即座に駆け付けて幾多の巨大「G」を駆逐して行き、いつしか人々から「守護神」と呼ばれるようになった。
「ガメラ」としての人格は昔憐太郎が飼っていた同名の亀が取り込まれた副産物で、本来は「最強の存在」として破壊を尽くす「アヴァン」と言う人格であった。
また、憐太郎の成長に合わせて姿(フェーズ)を変えて行くと言う特徴があり、現在は「フェーズ2」に当たる。



バラン

「四神」の一体で、西方守護・「白虎」を担う、恐竜・バラノポーダを元にした四足歩行型巨大「G」。
四大元素の風・地・水の要素を持ち、気流を操っての飛翔能力や空気を圧縮した弾丸「真空圧弾」等の攻撃など、特に風に優れる「風神」。
現在は「白虎」の名に反し、隼薙が「心」となった影響で逞しい赤茶色の体になっているが、アンバーが「心」であった本来の姿は「生きた芸術品」と呼ばれる程に美しい、純白で女性的な体だった。



ギャオス

「四神」の一体で、南方守護・「朱雀」を担う、鳥とも蝙蝠(コウモリ)とも取れる姿をしている鳥型巨大「G」。
四大元素の風・火の要素を持ち、二つの元素を合わせての切断光線「超音波メス」が得意技。
「母性と父性を兼ね備えた存在」として単位生殖能力を持っていたが、大量の幼体がアトランティス滅亡の一因を作った事から能力を奪われ、現在幼体は耐久卵から産まれた二体のみ。
しかしそれでもなお、樹にとっての母親であろうとする「母神」であったが・・・



ゴジラ

2010年に南極で発見され、「G」の名の由来になった巨大「G」・「呉爾羅」を複製しようと、平司が呉爾羅の細胞片「「G」-Cell」をガジャ・ナーガの遺体「象蛇ノ像」に移植させて生まれた呉爾羅の「写し身」にして、現四神・東方守護の「青龍」を担う、二足歩行型巨大「G」。
呉爾羅が持っていた時間移動能力等は無いが、口から吐く青い炎「放射熱線」を始めとして戦闘力は高く、青龍となってからは四大元素の火・地・水を会得している。
胸には一年前の竜宮島での新・轟天号との戦いで付いた傷が残っており、四神としての使命・自身を支配する巫師の弦義からの憎しみ・己の存在意義の狭間で揺れ動きながら、何かを破壊する事しか出来ないでいる「破壊神」。



勾玉

アトランティス人の血を引く、穢れ無き特別な四神の巫子・巫師が四神と交感する時に使う、道具型「G」。
四神のエネルギーとなる「ガイアの「G」」の一片である「マナ」を、巫子・巫師を媒介にして四神に与える為の道具であり、このシステムが無ければ四神の力は半分以下にまで落ちる。
四神と巫子・巫師との交感度を高める事で、四神に無限の力を注ぐ事が出来るが、持ち主は四神と傷や痛みすら共有し、四神の死亡は巫子の死、逆に巫子の死は四神の死を意味する。
四神側から一方的に交感を切った場合、巫子・巫師は傷を共有しなくなる代わりに力の贈与が不可能になる。
対応する四神によって、材質・名前が違う(青龍:瑠璃(ルリ)の「句芒」、白虎:琥珀(コハク)の「蓐収」、朱雀:柘榴(ザクロ)の「祝融」、玄武:翡翠(ヒスイ)の「玄冥」)。
四大元素は「雷」によって増幅され、「愛」によって収束し、「負」の感情で拡散する性質がある。



緋色真珠

「赤い石」とも呼ばれる、亀の甲羅に似た形状の「G」。
四大元素の増幅アイテムで、一万二千年前のアトランティスにて四神に使われる予定だったが、テスト当日にアトランティス滅亡が起こってしまい、一早く自我に目覚めて石を排出したアンバーの分のみが残された。
その後、石は古代バビロニア文明を滅亡に追い込んだ人型「G」・ダイモンが使用し、「錬成の魔女」ことエリクシアに奪われ、彼女が一時期暮らしていたアテネに安置されていたが、一年前にエリクシア本人によって再度奪取され、今は彼女の元にある。



アルビノギャオス

アンチ「四神」とも言える、「死神」の異名で呼ばれる「破壊」を司りし巨大「G」。
名前の通りギャオスに似た姿をしながら全身は白く、体の各部位も先鋭的。
超音波メスも使えるが、その威力・手数はギャオスの比では無く、最大の能力は松田明日香の「G」同様に全てを「反転」する障壁を張れる事にある。
四神同様、血石(ブラッドストーン)で出来た勾玉に似た道具である「禍玉(マガタマ)・朱明」及びアトランティス人の血を引く巫子・巫師で動き、「正」の感情に感応する勾玉に対して禍玉は正反対の「負」の感情で感応する。
アトランティス滅亡の一因を作るも、神官ジェフティの「クサナギノツルギ」によって封印されていたが、平司によって発見され、復活を遂げてしまう。






ジグラ

京都府・臥龍町に現れた、二足歩行の鮫のような姿をした巨大「G」。
腕代わりの巨大な両鰭と頭部の角は切れ味抜群で、眉間から細胞活動を停止させるオレンジ色の光線を出す。
陸上でも行動出来るとは言え、何故海の無い京都に現れたのかは謎。



ムーバ

滋賀県・琵琶湖に現れた、不気味な甲殻類のような巨大「G」。
2005年に三重県・蒲生村に現れた「G」・クマソガミと同様、銀河の転生前の存在である「旅人」によって封印されていたが、何者かによって封印が解かれた。
水を自在に操る能力を持ち、多数の触手で相手を絡め取る。



MM88

美愛が感染した、ウィルスよりも小さい最小の「G」。
まだ感染例は少ないが、感染した場合は記憶喪失や認知症に似た症状・壊死・免疫不全などが起こる事が確認されている。
実は「G」と生体を介する特徴があり、共生関係となれれば擬似的な巫子・巫師となる可能性がある。
巫子・巫師を意図的に増やせる事から、平司がルシイル・アンダソン博士に研究させていたと言う噂があり、現在験司が詳細を追っている。






ドッグファイター

かつて「Grasp」が使用していた、汎用小型戦闘機。
現在、性能テスト用の試作型として作られていた試作機、ペットネーム「シンデン」一機のみが残っており、「Grasp」に配備されていた機体に比べて飛行速度は約三倍にも及ぶが、パイロットに掛かる「G」もまた倍近く、操作性も非常にピーキー。
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