登場人物・「G」紹介
後藤 銀河
(ごとう ぎんが)
「真理」の爾落人であり、世界中の紛争に介入する謎の革命家「Sanjuro(サンジューロー)」の正体である青年。
前世とも言える存在の「旅人」がかつて封印したムーバの復活を察知し、ガラテアと共に日本に一時帰国する。
疑問符を付けて話す事が多く、物事をやや捻くれた目線から見る癖があるが、世界から本気で争いを無くしたいと願い、行動する理想家でもある。
ガラテア・ステラ
「変化」の爾落人である女性。
現在は銀河の従者として彼と共に行動しており、銀河の代理役になる事も多い。
基本的にはクールな美女だが、癖の強い銀河と行動を共にしている影響か、時折天然ボケをかます一面も。
非常に卓越した戦闘技術を持つ戦闘のプロフェッショナルで、相手が実力行使をして来た場合は彼女の出番となる。
八重樫 大輔
(やえがし だいすけ)
「捕捉」の爾落人である男性で、またの名を「ダイス」。
かつては傭兵として仲間と共に世界中を渡り歩いていたが、1993年に中東の国・クレプラキスタンで起こったある事件と関わって以降、己が犯して来た罪を自覚し単身日本に帰国。
現在は警視庁・SATに所属しており、何かと縁の深い特捜課が「Gnosis」と協力関係にある事から、験司の依頼を受けて彼に力を貸す事となる。
加島 玄奘
(かしま げんじょう)
「複製」の爾落人である男。
世界の調和の為に単独で動いており、現在は主に蛾雷夜の野望を食い止めている。
目的の為ならば如何なる残酷な行為にも躊躇い無く手を染めるが、その根底にあるのは蛾雷夜への怒りと調和への願いである。
ギャオス事件及び、2020年にある男女を憐太郎・紀子の元に向かわせた際の様相から、憐太郎の事を一目置いている。
浅月 戴波
(あさつき たいは)
「毒龍」の爾落人である男性。
京都府・臥龍町の水族館「アクアマリン・アクアリウム」の職員だが、超古代文明「ニライ・カナイ」の守護神・ダガーラの記憶と使命を受け継ぐ存在である。
ニライ・カナイ滅亡後も転生を繰り返し、今生では2019年に臥龍町で起こったテロに遭遇しながらも、平和に水族館で働いていたが・・・
松田 明日香
(まつだ あすか)
某大学理事の女性で、「反転」の爾落人にして「組織」の表向きの代表。
平司のスポンサーを務めていたが、「機関」による倉島暗殺を理由に協力関係を一方的に解消する。
蛾雷夜
(がらいや)
明日香の父・松田東前の正体にして、「組織」の設立者である「複製」の爾落人。
「至高の創造」に限りなく近しい男であり、総てのモノを作る事も壊す事も出来る「万物」の「G」に至る為、数千年前から姿を変えて暗躍している。
「機関」及びレリックとは様々な意味で相反する存在で、レリックによって度々野望を阻止されている。
ヘッド
反「G」集団・「機関」の司令の男。
爾落人でも能力者でも無く、遠い昔にレリックによって不老不死にされ、その時から「G」をこの世界から抹消しようと企てている。
レリック
自らを「殺ス者」と名乗る、ヘッドと共に行動する男。
常世離れした存在感で、常に凄まじい殺気と殺意に満ちた「究極の破壊」を体現する存在。
「組織」及び蛾雷夜とは様々な意味で相反する存在で、数千年前から蛾雷夜の陰謀を悉く潰している。
エリクシア
「錬成」の爾落人である女性。
かつてパレッタと共に旅をしていたが、別れた後に「組織」に捕らえられ、完璧なる美貌と身体を持っていたが故に長年に渡って慰み者として扱われ続けた末、レリックによって解放され、彼に着いて行く形で「機関」の一員となった。
強力無比な戦闘能力から、単独での破壊活動が認められている「機関」の実質No.3で、一年前の竜宮・大戸島襲撃時と平行してアテネにて「赤い石」を回収していた。