登場人物・「G」紹介




浦園 験司
(ほぞの げんじ)

国家機密組織「Gnosis」隊長にして、憐太郎・紀子の兄代わりである男性。東京都・あきる野市出身。
常に2人の身を案じ、時間があれば2人の元を訪れている。
兄にして上司の平司とギャオス事件時に決別したが、いつか彼が憐太郎に牙を向かないかと言う不安を抱きながら、唯一の肉親である平司との思い出を忘れられないでいる。
更に恋人の蛍が妊娠した事で、近い内に父親になる事実を意識する事となる。


光 蛍
(ひかり けい)

憐太郎の元担任であり、「Gnosis」副隊長にして憐太郎・紀子の姉代わりである女性。新潟県・弥彦村出身。
今は教師を辞め、防衛省内の「Gnosis」のダミーオフィス「GSIONS」での仕事に専念しているが、験司との子供を妊娠した事が判明する。


首藤 秀馬
(すどう しゅうま)

「Gnosis」所属のカメラマンの男性。島根県・出雲市出身。
天然パーマがシンボルマークの軽い男。
蛍がメンバー選定をした「Gnosis」メンバーで唯一、自力で「Gnosis」の存在に行き着き自ら加入した経歴があり、コンドウをメンバーに紹介したのも彼。


岸田 月彦
(きしだ つきひこ)

「Gnosis」所属の運転士の男性。京都府・京都市出身。
お洒落な青年で、興奮すると関西弁になるが、関西弁を控えるようになったのは「Gnosis」所属後すぐに心無い防衛省員に関西弁を笑われたのが切欠。
主なツッコミ役の引田に最近、密かな恋愛感情を抱いている。


蓮浦 賢造
(はすうら けんぞう)

「Gnosis」所属の記録員の男性。高知県・安芸市出身。
特に自己主張をしない、縁の下の力持ち。
「メモしておこう。」と言う口癖はある。実家は総勢15人の大家族。


引田 深紗
(ひきた みさ)

「Gnosis」所属の医師の女性。新潟県・安曇市出身。
組織内の年長組で(唯一昭和生まれ)、実質ナンバー3の立ち位置にしてメンバーのお母さん役。
ギャオス事件以降、パレッタから「みぃちゃん」の愛称で非常に懐かれている。
誰もを黙らせる、天下の宝刀にして魔法の一言「めっ!」持ち。


角 丈
(すみ じょう)

「Gnosis」所属の調査員の男性。鹿児島県・姶良市出身。
歩の兄で、猪突猛進な性格。
相手を力で圧倒する「剛」の戦法を好む。
特撮オタクで、子供向け特撮番組「ダイゴロウの大冒険」の熱烈的なファン。


角 歩
(すみ あゆむ)

「Gnosis」所属の調査員の男性。鹿児島県・姶良市出身。
丈の弟で、考え無しの兄をフォローしている。
相手の攻撃を受け流す「柔」の戦法を好む。
アニメオタクで、切欠になったアニメは「機動戦艦ナデシコ」。


能登沢 晋
(のとざわ しん)

自営業の花屋を営む、憐太郎の父親。
憐太郎から距離を置かれていたのも今や昔の話で、某大学清水キャンパスの頃から続く平司との因縁から憐太郎・紀子を守り抜くと誓い、2人を見守る強き父親である。
亡き妻・美愛との約束を果たす為、彼女の死因を験司に探らせつつ、亜衣琉の行方を探しているが・・・


遊樹 拓斗
(ゆうき たくと)

憐太郎の親友で、トリオの行動派。
今は北海道の大学に通っており、つがる市を離れているが憐太郎・透太との絆は一つも変わってはいない。


城崎 透太
(じょうさき とうた)

憐太郎の親友で、トリオの突っ込み役。
拓斗同様、現在秋田県の大学に通っている都合でつがる市を離れているが、トリオの絆は不変である。



アーク

隼薙の相棒の人工「G」で、もの言う風車。
「G」による自然現象を調節する能力を持つ。
現在は隼薙の意でアンバーに託されており、彼女を心身共にサポートしている。


ラピス・F(フォルス)・ スピリーズ

フリーの運送屋「RuRi」を営む北欧系の女性で、ラズリーの姉。
神業級の運転術と、男一人は軽く持ち上げる怪力を持つ女傑。
平司とは「お得意様」の関係だが、最近の彼の言動に不信感を抱いている。


ラズリー・T(ティエル)・スピリーズ

ラピスの妹で、画家の女性。
23歳ながら中学生にも見える童顔・言動をするが、凄まじい洞察力を持っている。
ジャイガー事件の際に描いた「心との出逢い」を機に人気画家として活動中だが、今も時間を作って姉の手伝いをしている。


マイン・シーラン

高知県・越知市で催眠療法の診療所「Sin」を経営している、米国の男性。
基本的に礼儀正しい紳士だが、フェミニストな面も。
かつて弟・カルの自殺を切欠にしてジャイガーに操られ、初之兄妹襲撃及びジャイガー復活を起こしたが、今はスピリーズ姉妹と共にアンバー達を支援している。



逸見 亨平
(へんみ きょうへい)

陸上自衛隊・第9師団所属の一佐で、樹の父親。
かつては高圧的で典型的なタカ派だったが、ギャオス事件で樹との蟠りが解けた後は一転、巨大「G」対策に精力的に動きながらGnosisや旧友の晋へ密かに協力している。
息子の樹の身を常に案じる、立派な父親でもある。


逸見 元治
(へんみ もとはる)

樹の祖父で、亨平の父親である老人。
気さくで明るい好々爺だが、持病が悪化した事で現在は入院中。
息子の亨平と孫の樹を誇りにしており、毎日病院で自慢しているらしい。



古手 華
(ふるて はな)

元グレイス家看護長である女性。
「しんっじられない」が口癖で、とても世話焼き。
弦義に密かな好意を寄せながら、彼を支える為にその想いを胸の内に秘め、例え地獄までも傍にいる決心で同行している。
グレイス家崩壊後も、看護長の自身にのみ着用が許されていたロイヤルブルーとピュアホワイトのメイド服を着続けている。


臼井戸 響人
(うすいど ひびと)

元グレイス家使用人の青年。
非常に長々しい喋りをする、真面目でシビアな弦義の後輩だが、クーとは性格の不一致から未だ頻繁に口論を繰り広げる。
弦義を強く慕うが故に、華とは逆に自分の存在が負担にならないよう、あえて彼と離れている。


アイン・S(ストラタ)・クー

元グレイス家実技教官の男。あだ名は「センセ」。
口を開けばでたらめばかり言う飄々とした無責任男だが、元軍人としての人生経験から締める時は締める男。
竜宮・大戸島襲撃時にワーカーの部隊を追い払う為、玉砕覚悟での自爆をした事により下半身不随となり、現在都内の病院に入院中。



パレッタ

「想造」の爾落人の女性。
「G」の探求家にして「想造」の芸術家を自称し、様々な偽名を使いながら「G」に纏わる様々な出来事に関与して来た。
一年前の竜宮・大戸島襲撃事件にて、かつて共に旅をしたエリクシアが「機関」に関わっている事を知り、彼女を探している。


チェリィ

「反影」と「夢現」の爾落人の少女。
イギリス・ロンドンで1888年に最初の娼婦殺人事件を起こした「切り裂きジャック」本人にして、1904・07年に「夢想」暴走事件を起こした張本人。
見た目に反して元はアトランティス生まれで、移動民族・ロマ(ジプシー)の長をしていた事もある。
1953年のロンドンスモッグ事件で恋人のアキを亡くして以降、反物質世界で眠りに付きながら時折パレッタを助けている。



能登沢 亜衣琉
(のとざわ あいる)

憐太郎の姉である、27歳の女性。
妖艶を絵に描いたような色気と肢体を持ち、自らを「小悪魔なお姉ちゃん」と自負している。
憐太郎を溺愛していたが、それは彼へ抱いた禁断の恋愛感情によるもので、紀子の存在もあって憐太郎への感情を捨てようと、2011年に半ば家出の形で高校の先輩の男性と駆け落ちするも、今は何故か平司の下で彼のサポートをしている。


土井 平司
(どい へいじ)

防衛省の防衛大臣であり、Gnosis責任者。
「G」に取り憑かれたと比喩される程に「G」を求めるエキセントリックな男。
何かの思惑から亜衣琉を自分の元に置いており、協力者だった倉島敏之が「機関」に暗殺されて「組織」からの協力が得られなくなった焦りと、かつて愛していた美愛の子である憐太郎への激しい憎悪、そしてある野望を果たす為、遂にアルビノギャオスを覚醒させる決断を下す。


フェネクス

平司の中に潜む、謎の存在。
「憑依」の「G」を持っており、遥か昔から無数の人々の体を渡り歩き、「G」に纏わる物事を傍観していた。
その目的は不明だが、現在は平司に「憑依」し彼を操っている模様。


能登沢 美愛
(のとざわ みあ)

憐太郎・亜衣琉の母親で、晋の妻だった女性。故人。
知り合う者が口々に「女神」と讃える美貌・スタイル・性格を兼ね備えた、完璧な女性・・・だが、本当は「普通」に憧れる自由気儘な変わり者で、ありのままでいられる晋と結ばれた。
平司とは従兄弟関係にあたるが、彼からの一方的な愛を最後まで受け入れる事は無く、息子の憐太郎にその因縁が降り掛かる事となる。
死因は事故死とされているが、その死の謎を験司が今も追っている。
ちなみに重度の特撮・アニメオタク。


コンドウ

非公式の「G」情報サイト「GALLERIA(ガレリア)」の管理人である男。
生まれも育ちも大阪の、リアルな大阪弁口調が特徴。
サイトに集まる、非公式だからこそのディープな情報は各所から注目されており、「Gnosis」も情報元としている程。
「G」に興味を持つ切欠を作ったパレッタを「師匠」と崇めており、逆に特撮・アニメにも詳しい一面から憐太郎・紀子からは 「師匠」と崇められている。
ちなみに「コンドウ」の名はハンドルネームで、本名は誰も知らない。
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