登場人物・「G」紹介




古手 華
(ふるて はな)

グレイス家看護長で、Grasp隊員である22歳の女性。
「しんっじられない」が口癖。
とても世話焼きで、使用人達からは母親役として強く信頼されているが、古臭い自分の名前・顔と合わせて実は悩みの種。
弦義と同じ日に島に来た事もあり、彼に密かな好意を寄せている。
彼女が着るロイヤルブルーとピュアホワイトのメイド服は、看護長である彼女だけに着用が許されたもの。


臼井戸 響人
(うすいど ひびと)

グレイス家使用人兼Grasp隊員の、19歳の青年。
とにかく長々と喋り、真面目でシビアな性格も相まって会話の面倒な男。
しかし運動神経は非常に良く、卓越した武術は誰もが認める。
弦義は兄のように慕っているが、クーとは性格の不一致からよく口論になる。


アイン・S(ストラタ)・クー

グレイス家実技教官で、Grasp副隊長を務める44歳の男。
元軍人で、何度も死線を潜り抜けて来た経験を買われて教官に就任したが、その実は口を開けばでたらめばかり言う飄々とした無責任男。
特にジュリアには嘘ばかり吹き込む為に響戸からは警戒されているが、彼の気さくさから意外と使用人からは慕われており、彼らに自分を「センセ」と呼ばせている。


レイモンド・ニーチェン

古くからグレイス家に仕える「ニーチェン家」代表である、25歳の男。
「悪趣味が服を着たよう」と言われる程に派手な衣装と陰湿で疑り深い性格、グレイス家の繁栄の為なら手段を選ばないやり方から使用人達からは大いに嫌われており、何故か「レイモンド兄さん」と呼ばれる。
ベオを「マスター」と呼んで肩入れしており、逆に弦義を忌み嫌っている。


ルシイル・アンダソン

平司お抱えの化学博士で、大戸島地下に存在する「G」研究チームのリーダー。
常識離れした細胞移植の腕前を持ち、これまで数々の「G」の移植を成功させているが、倫理観を全く持っていなかったり常に自分の名前が入った法被を着ていたりと、感覚も常識離れしたマッドサイエンティスト。


パレッタ

「想造」の爾落人。
竜宮島内では「ソフィ」と名乗り、弦義やジュリア達と交流している。


首藤 秀馬
(すどう しゅうま)

国家機密組織「Gnosis」所属のカメラマン。
天然パーマがシンボルマークの軽い男。


蓮浦 賢造
(はすうら けんぞう)

「Gnosis」所属の記録員。
特に自己主張をしない、縁の下の力持ち。


土井 平司
(どい へいじ)

防衛省の防衛大臣であり、Gnosis・Grasp責任者。
「G」に取り憑かれたと比喩される程に「G」を求めるエキセントリックな男。


倉島 敏之
(くらしま としゆき)

警視庁所属「G」犯罪専門部署「特殊捜査科」の責任者である警察官。
平司とは協力関係にある。
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