決着の日~2028~


どうも、あとがきは2年半振りでしょうか。今作に着手した頃はジードが終わったばかりだったのに今となってはゼロに弟子ですか。早い早い。


さて今回のお話ですがサブタイの元ネタはガイアとアグル。~2028~という事は別の年もある…?
事の発端は機関一斉襲撃。翔子と伝手があるのに南極決戦の時に凌らがいないのは何事かと。まぁメタ的に言えばモンスターさんの六章執筆時点でAWACS編がスタート間もなかったからなんですけど設定は立てとかないとと思った次第で。ついでに婆羅陀魏さんのキャラも補完しようと欲張りました。そしたらとんでもない客演数になっちゃいましたね。


前半の女池周辺のストーリーはザ☆ウルトラマンのゴルディング回や相棒9の溝呂木ゲスト回(!)が元ネタ。あと小木曽次長。
陸幕監察官にそんな権限があるのか知りませんが、陸幕自体は相棒劇場版Ⅲや劇場版パトレイバー2の荒川から採用。監察官はBORDER贖罪を観て肩書きだけ借りました。これ自体は大河内春樹やらドラマに出てくるポスト。
あと要解説だと思ったのは女池工作員とワーカー襲撃のタイミング。ほぼ同じだっけど両者は関係ありません。言い訳苦しいけどゴドラ星人のAIB襲撃とベリアル復活もタイミング同じだったしまぁいいかと。偶然偶然。


ミズノ周りについて。伏線は張ったつもりですがちゃんと書けていたのか、今作最大の不安。要解説だと思いますので。
順番に解説すると、ワーカーと初対面の時にリスト見た直後に射殺される、伊吹達が出動、射撃練習するワーカーが残弾不足に気づく(一発を殺害に使ったから、名刺を持っていたのは殺した際に被害者の身元を隠すために持ち去ったから)、伊吹が捜査を上層部から止められるのは単に在日基地と関わりたくないから(射撃のプロの仕業=在日軍人によるものではないか、ちなみに上層部が尻込みするのは機関の圧力ではない)、ミズノと戦うワーカーが爆破されるのは一樹の無人機によるもの、挿入されるクレプラキスタンの回想もワーカーが見ていたものでスピナの話から気態の爾落人を自分の中ででっち上げてしまう、サモア達がミズノとワーカーを訝しむのはミズノが見えていないから。です。
ここらのどんでん返しに関しちゃSEVEN Xのヒュプナス回が元ネタ。本当はマジでワーカーと戦わせたかったけど…


ワーカーの最期についてはキャラを思いついた時からぼんやりとイメージしてはいました。別件で話した時に“機関”の刺客として出せればと婆羅陀魏さんから提案された時は飛びつきましたね。
彼は八重樫の独善で殺されてしまいますが他のキャラがいれば別の解決方法があったのでしょう。殺す事が八重樫にとって限界の解決方法なのです。心理や思念がどれだけ強力なのか間接的な表現になっていればなと。


今回時代設定的にも書いていて懐かしくなりました。この頃が客演モノとしては一番美味しい時期なので。当然テクノロジーは現代とは地続きになっているのを意識しながら書きましたね。
実は自分、二次創作で小説を書いておきながらも小説はあまり読んだ事がない。今までアニメやウルトラシリーズのコア向けノベライズしか読んだ事がなく、今作中に初めてラノベを読んだ。その辺りは戦闘面や八重樫周りで色濃く反映されてると思います。


というか今回すごいページ数だな。文字数は分からないけどページ数だけで言えば歴代最大までいってもた。
少し読み返したところ専門用語が漢字と横文字で統一されていなかったり(武器関連)同じ意味の文章を連呼していたり、数字と漢数字が統一されてなかったり反省点も多い。執筆の間隔が空くと統一感なくなるのかも。あと1ページ辺りの文字数とか。句点が変だったり。
途中英語を使ってるけどこれは同じ人間なのにコミュニケーションが取れない恐怖を出したかったのと、雰囲気作りです。
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