登場人物・「KAIJU」・用語




「夢想」

1904年、イギリス・ロンドンで何者かの「夢現」の「G」が暴走した結果、多数のロンドン市民に宿った「G」。
またの名を「夢想持ち」。
自分の夢の中に出来た「夢想世界」にて、自分の思うものを作る事が出来るが、負の感情や記憶の暴走によって「KAIJU」を生み出してしまう例が多発している。
また、能力者によっては額を合わせる事で互いの夢想世界に干渉する事も可能で、オカ研部員をこれを活用して夢想持ちの「KAIJU」退治をしている。


「KAIJU」

夢想持ちが時折起こす、暴走したイメージが夢想世界で具現化したもの。
過去のトラウマや内に秘めたコンプレックスから生まれる場合が多く、その姿や能力は多種多様。
大概は能力者自身の夢想世界を破壊してしまうが、上手く使役する能力者もいる。
名前の由来は、日本における巨大生命体の呼び名「怪獣」から。


夢想世界

夢想持ちが、夢の中に生み出す世界。
この世界の中でのみ、夢想持ちは自身が望む自在なものを作り出せるが、「KAIJU」によって世界が破壊されると、自我を失ってしまう。
能力者によって世界の形は違っており、兼ね個人の願望や記憶に基づいた形である。


オカルト研究部

ロンドン市中心部・ブルームズベリーにある大学「ロンドン・ユニヴァーシティ(現・ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)」に存在するサークル。
通称「オカ研」。
所属部員はタダシ・アキ・シュガ・ダイコーの4人のみで、外部の協力者としてチェリィ・パレッタがいる。
「この世の不思議な事を調査し、解決する」のをモットーにしているが、どちらかと言えば個人がやりたい事をやっているだけのサークルで、大学側からは正式なサークルと認可されていない。
だが、部員全員が「KAIJU」を使役する夢想持ちであり、主に放課後に街の夢想持ちの「KAIJU」を密かに倒し回っている。


切り裂きジャック

1888年、ロンドンに出没した連続殺人犯の呼び名。
別名「ジャック・ザ・リッパー」。
警察の捜査をかわしながら続々と娼婦を殺害し、結局最後まで警察に捕まる事は無く、その消息は不明に終わる。
現在も行方を眩ませているが、今もロンドン市民は切り裂きジャックの影に怯えており、その恐怖心から「KAIJU」を生み出す夢想持ちが続出している。
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