登場人物・「KAIJU」・用語

‐登場人物‐



タダシ

本作の主人公。
イギリス・ロンドン在住のロンドン・ユニヴァーシティ(以下LU)3年生の日系男子で、オカルト研究部(オカ研)部長。
「天上天下唯我独尊」を地で行き、豪快で向こう見ずな喧嘩屋。
優秀な弟の存在もあって、LUを代表する問題児だが、不思議と人々を引っ張る・惹き付ける力を持っており、困っている者は誰だろうと助ける所から、彼を内心慕う者も少なくない。
口癖は「ビリリと来た」。
夢想持ちで、生み出した「KAIJU」はガバラ。


パレッタ

本作のもう1人の主人公で、「想造」の爾落人。
ふとした切欠で「想造」に目覚め、「G」とは何なのかを求めて千年に渡る旅を続けており、古今東西様々な爾落人や「G」に関わる者達と接している。
本作では(西暦1907年)、ダイスから夢想持ちの話を聞いてロンドンに留まっており、オカ研の顧問のような立場でタダシ達と接している。
元々は芸術家を志していたからか、よくオカ研部員に自分が「造った」服を着せている。


アキ

オカ研副部長を務める、LU3年生の日系女子。
天然で穏やかな性格から一見すると頼りないように思われるが、いざと言う時はリーダーシップを見せる。
実家が元伊賀流の忍者の家系だった影響か、包丁捌きの達人でもある。
ダイコーと共に、何故オカ研にいるのか疑われている程度には優秀な成績の持ち主。
誰でもフレンドリーに接するが、特に小~中学生程の女子との交流に対しては異様に積極的になる、ロリータコンプレックスの一面がある。
夢想持ちで、生み出した「KAIJU」はギロン。


シュガ

オカ研部員であるLU3年の中国系男子。
あらゆる事を力ずくで解決しようとし、外見の厳つさや口調の悪さもあってオカ研一の危険人物扱いされており、似たような考えのタダシとは、よく問題を起こす悪友。
しかし、自分より弱い者には基本的に暴力を振るわない分別さは持ち合わせている。
見事なオールバックから、タダシに付けられた渾名は「デコ」。
母親のトーチュンとは過保護さからいつも口喧嘩になるが、ほぼ彼女に(物理的に)負けるのがお約束。
成績も常に落第点ギリギリだが、意外にも英語が得意科目。
夢想持ちで、生み出した「KAIJU」はゲハラ。


ダイコー

オカ研部員であるLU3年生の露系男子。
ソビエト人特有の茶色混じりの金髪と白い肌、細目とそばかすと太い眉毛、「~だな。」の口癖が特徴。
如何なる事態にも動じない朗らかで優しい性格で、LU総合成績上位の常連である程の優等生である事から、オカ研メンバーからは知恵袋役として頼りにされている。
姉のツムギとは、まるで友達のように仲良し。
夢想持ちで、生み出した「KAIJU」はガンQ。更にガンQの力を使い、目が合った相手を睡眠状態にする事が出来る。


チェリィ

オカ研にいつも遊びに来る、黒猫が人の姿をしたかのような風貌をした褐色の少女。
性格もまた猫のように気まぐれで、いつも何をしているかはオカ研メンバーにも分からないが、サークル内では仮部員と言う扱いで時々調査活動に同行している。
身寄りの無い所をアキに保護され、以来彼女の家に居候になっているが、自分の出生は一切語りたがらない。
何故か、アキ以外のロンドン在住の女性との接触もなるべく避けている。
1/5ページ
スキ