‐GetterⅡ‐ 逸見樹のある一週間











「おはよう。」




土曜日。
今日は当然、学校は休み。
だけどボクにとって今日は、学校以上に大切な日になるかもしれない。




『やぁ、イツキ!私服姿も、やっぱり素敵だねっ!』
「おはよう。逸見くん。」




だって今日は、初めてクラスメイトと・・・友達と過ごす休日だから。




「今日はありがとう、アレク。太田さん。」
「ううん。逸見くんとお出かけ出来るなんて・・・わたしも嬉しいよ。」
『俺も俺も!念願のダチとのぶらぶら町巡りが出来て、気分はサイコー!んで、今日どこ行く?』
「逸見くん、お部屋の模様替えをしたいんだよね?わたし色々お店知ってるけど・・・」
『それ、俺も立候補していい?この町の大概の場所なら知ってるから、大船に乗った気でいーじゃん!』
「それもそうなんだけど・・・ボク、実は秘密の場所を知ってて、誰にも言わないって約束してくれるなら、是非連れて行きたいんだ。」
『秘密の場所?秘密の部屋、じゃなくて?』
「わたし秘密は絶対言わないよ?だから行ってみたいなぁ・・・」
「あの、さ・・・
今からギャオス、見に行かない?」






第三章特別編・終
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