KARMA

【後書き】

…という名の懺悔文と裏話。
亀より遅い執筆速度でしたが、終わり方は最初から予定していた通りです。
古代インドの核戦争説を題材にしました。2008年夏頃にこの話の元となる8P程度の短編漫画を描き、それをゴジラとしてリメイクしました。
所謂原作では、狐が人に化ける要領でゴジラとカルナにあたる人物が同一でしたが、流石に擬人化を持ち込むのはまずいので、別個体にしたんです。

カルナの元キャラは、ぶっちゃけ私のサイトの擬人化ゴジラです。そしてはだしのゲンの吉田政二さん。途中からの暴走状態は遊戯王5D'sの鬼柳京介からインスパイアされましたが、クライマックスのローテンションはまったくの偶然です。

ヒロインのウシャスは、原作とほとんど変わってませんが、名前の候補にサフランがあったりしました。
元キャラは特になく、ゴジラを人間の味方だと思っていた昔の自分がルーツになってます。

ゴジラの性質は察しの通りGMKから。人を通して強くなるのは、ガメラやイリスに似ています。

そしてウシャスの子供のミトラ。ミトラはサンスクリット語で慈悲の「慈」を意味します。カルナと対になっていて、更に彼が望んでいたことです。
ミトラ以降の系譜は「予知」の爾落人といったところでしょうか。
カルナが授けた力は家系全てに継がれると鼠算式にとんでもないことになってしまうので、正当継承者はカルナとウシャスの生まれ変わりである近親2人だけってことにします(;^_^A

カルナの「帰命す」「成就あれ」はサンスクリット語がもとの真言を和訳したものです。
また、サンカルパは願い、クローダは苦しみや怒り、ヴィブーティは超能力つまり「G」の力です。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!


2010.3.26.柳星張
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