前編あとがき
◇前編・受け継がれし「G」の名
・経緯
今年の始め頃に会議室にて三部作の前編を僕が担当する事になった後、まず考えたのは「どんな作品にするかを型にする」と言う事でした。
最低限の取り決めのみで書いて行く事になった本作にとってこれはとても重要な役目であり、物語の大まかなストーリー自体は担当決定前から何となく構想していたものの、その色付けの作業にとても苦労しました。
「VS」シリーズの正当な続編でかつ、全く新しい物語を提供するにはどうした作品にすればいいのか、過去作品からの人物は誰を出せば、本作からの新規登場人物はどの程度出せばいいのか、ゴジラや怪獣の立ち位置はどうすればいいのか・・・と悩みは尽きず、幾度と無い紆余曲折を経てようやく8月に執筆を完了させました。
そんな前編を一言で例えると、まさに「デジソウル、チャージ!」な感じです(汗)
分かる方には分かるこの例え、分かる方へ少し弁解させて頂きますと、一応主要人物の設定をギリギリ「パクり」にならない程度に前編の人物設定の参考にしただけですので、あしからずf^_^;
・前編について
そんな個人的なこだわりが入った前編ですが、僕が意識したのはこの三部作の「土台」となりうる作品にする事でした。
「VS」シリーズの続編をオリジナルで描く以上、あれからこうなっているんだ、新しく出てくる人物はこんな人物なんだ、かつて出ていた人達は今こうしているんだ・・・と言う点を誰もが分かる様にしなければならないと思い、ストーリーも当初から考えていたコンセプトである「新たなる序章」を描きながらも上記の意識は保ったつもりです。
テーマは一応「責任」で、耐震・食品偽装等責任問題が追及されている2008年現在の社会を反映し、自分に与えられた、自分で抱え込んだ責任を果たす・・・と言うのが主軸で、それは健を始めとする登場人物の行動や台詞で描写してみたつもりです。
ストーリーがだいぶ長引いてしまったり、中編へのバトンも伏線を張っただけだったり・・・と今振り返ると反省点も多いですが、中編へのバトンは短編で一応は解決出来ましたし、これまでに書いて来た作品の中でも一、二を争う程に力を入れたのは確かで、事実完結させた後も何度も前編を読み返してみては訂正作業をしていました(汗)
・裏話
前編の裏話ですが、健はプロットまでは「けん」と読ませていました。
「桐城健」の名の由来が「喧嘩上等」なのがその理由ですが、「たける」にした理由としては「とうじょう けん」では搭乗券や東条軒など飛行機に乗るのに必要な紙やらラーメン屋やら、ネタ名になりかねない事に気付いたからで、他は父の名前と被るのはやっぱりまずいからだったり、単に響きがかっこいいからだったりします(笑)
本作の舞台を弥彦村に選んだ理由としては、こうした辺境の村を舞台にした怪獣映画が少ない事を狙ったのもありますが、物語の展開上陸・海・空の怪獣が一挙に登場出来る場所が必要だったのが大きな理由で、条件は「海沿いで山が隣接している所」でした。
結果としては、弥彦村を舞台に選んだ事によってこの作品の独自性が出たと思います。
本作でのゲスト、僕のサイトにて連載されている「‐」シリーズからの出演に関してですが、実は中盤の中心地に出てくる金属を拾う男は志真にする予定でした。
ですが宇多瀬さんの助言を受けて、急遽あの役割とした経緯があります。
あと「VS」シリーズの総集編、「怪獣王の始まりと終わり」は僕が勝手に追加したものです(汗)
かなりかい摘まんでの説明ですので、出来に関してはご勘弁を・・・
(追記:10周年記念作品公開に伴い、「怪獣王の始まりと終わり」に大幅に加筆修正しました。
10周年記念作品のみに登場する人物も含め、主に「Next「G」」本編に関わる・登場する人物や事柄にフォーカスして全作解説しているので、「VS」シリーズの細かい事を忘れた・ちゃんと見ていない方でも本編を楽しめる勢いで書いています。是非、ご一読下さい。)
・経緯
今年の始め頃に会議室にて三部作の前編を僕が担当する事になった後、まず考えたのは「どんな作品にするかを型にする」と言う事でした。
最低限の取り決めのみで書いて行く事になった本作にとってこれはとても重要な役目であり、物語の大まかなストーリー自体は担当決定前から何となく構想していたものの、その色付けの作業にとても苦労しました。
「VS」シリーズの正当な続編でかつ、全く新しい物語を提供するにはどうした作品にすればいいのか、過去作品からの人物は誰を出せば、本作からの新規登場人物はどの程度出せばいいのか、ゴジラや怪獣の立ち位置はどうすればいいのか・・・と悩みは尽きず、幾度と無い紆余曲折を経てようやく8月に執筆を完了させました。
そんな前編を一言で例えると、まさに「デジソウル、チャージ!」な感じです(汗)
分かる方には分かるこの例え、分かる方へ少し弁解させて頂きますと、一応主要人物の設定をギリギリ「パクり」にならない程度に前編の人物設定の参考にしただけですので、あしからずf^_^;
・前編について
そんな個人的なこだわりが入った前編ですが、僕が意識したのはこの三部作の「土台」となりうる作品にする事でした。
「VS」シリーズの続編をオリジナルで描く以上、あれからこうなっているんだ、新しく出てくる人物はこんな人物なんだ、かつて出ていた人達は今こうしているんだ・・・と言う点を誰もが分かる様にしなければならないと思い、ストーリーも当初から考えていたコンセプトである「新たなる序章」を描きながらも上記の意識は保ったつもりです。
テーマは一応「責任」で、耐震・食品偽装等責任問題が追及されている2008年現在の社会を反映し、自分に与えられた、自分で抱え込んだ責任を果たす・・・と言うのが主軸で、それは健を始めとする登場人物の行動や台詞で描写してみたつもりです。
ストーリーがだいぶ長引いてしまったり、中編へのバトンも伏線を張っただけだったり・・・と今振り返ると反省点も多いですが、中編へのバトンは短編で一応は解決出来ましたし、これまでに書いて来た作品の中でも一、二を争う程に力を入れたのは確かで、事実完結させた後も何度も前編を読み返してみては訂正作業をしていました(汗)
・裏話
前編の裏話ですが、健はプロットまでは「けん」と読ませていました。
「桐城健」の名の由来が「喧嘩上等」なのがその理由ですが、「たける」にした理由としては「とうじょう けん」では搭乗券や東条軒など飛行機に乗るのに必要な紙やらラーメン屋やら、ネタ名になりかねない事に気付いたからで、他は父の名前と被るのはやっぱりまずいからだったり、単に響きがかっこいいからだったりします(笑)
本作の舞台を弥彦村に選んだ理由としては、こうした辺境の村を舞台にした怪獣映画が少ない事を狙ったのもありますが、物語の展開上陸・海・空の怪獣が一挙に登場出来る場所が必要だったのが大きな理由で、条件は「海沿いで山が隣接している所」でした。
結果としては、弥彦村を舞台に選んだ事によってこの作品の独自性が出たと思います。
本作でのゲスト、僕のサイトにて連載されている「‐」シリーズからの出演に関してですが、実は中盤の中心地に出てくる金属を拾う男は志真にする予定でした。
ですが宇多瀬さんの助言を受けて、急遽あの役割とした経緯があります。
あと「VS」シリーズの総集編、「怪獣王の始まりと終わり」は僕が勝手に追加したものです(汗)
かなりかい摘まんでの説明ですので、出来に関してはご勘弁を・・・
(追記:10周年記念作品公開に伴い、「怪獣王の始まりと終わり」に大幅に加筆修正しました。
10周年記念作品のみに登場する人物も含め、主に「Next「G」」本編に関わる・登場する人物や事柄にフォーカスして全作解説しているので、「VS」シリーズの細かい事を忘れた・ちゃんと見ていない方でも本編を楽しめる勢いで書いています。是非、ご一読下さい。)