新世紀超怪獣大戦 ~the next 「G」~

どうも、中編担当の宇多瀬です☆
中編は如何でしょうか?


中編でのテーマは、前後の間に入る作品である事もあり、関係性や時間を含めて『繋り』と未来や全ての『可能性』と考えて執筆致しました。故に、好きな作風という事もあり、アクションよりも人物描写の方が中心になっています。

過去と未来の繋りがあるから、現在がある。そして、健とゴジラの持つ可能性や関係性。
特に、私の執筆する作品にたまに書かれる時間軸の考え方なのですが、空間としての過去未来というのは流れとして存在しても、それぞれのもつ運命といった時間は過去からも未来からも同時進行で歩むというものです。早い話が、未来から現在へ戻った事は過去と未来共に、その到着した現在にとっては同じ過去であるという考えです。
未来の健の、結果変わらない限りはそんなに変わらないという言葉には、コレが含まれているわけです。
言っててややこしい。
早い話が、未来から来ようと、未来が変わろうと、俺は俺って事です。


主人公健の成長ですが、中編の段階での彼はまだ才能や力で戦うヒーローではなく、あくまでも平均以上の中学生であり、そんな彼がヒーローになるのは走って駆け付けて熱意で人や怪獣を動かすしかないと思った結果、あのラストになりました。


そして、もう一つ健で意識したのが、熱血展開の王道を貫く事です(笑

これはかなり様々な作品からヒントを得て、意識しました。
ちなみに、意識をしたのは、ターミネーター以外にマトリックスやパイレーツオブカリビアンなど、邦画でゴジラやガメラ以外にローレライ、ジュブナイルやリターナーなどを映画では意識してました。
後漫画で冒頭など所々XやホリックなどのCLAMPから、シエルのラストはGガンダム、ロックマンX4から、ラストはワンピースを意識してたりします。所々でタッチ、劇場版のクレヨンしんちゃんやドラえもんも(笑
どこがどこの描写を意識したか探すのも面白いかもしれませんよ☆


また、中編最大の特徴であるヒロイン睦海の登場ですが、ブラックジャックのピノコのような存在です。
未来の健を慕い、彼自身の彼女を娘や恋人の様に愛しく、守ってきたんだと思います。
全編を通して見れば、言わずもがな真ヒロインはみどりです。
きっと、未来の健は片時もみどりを想う気持ちを忘れず、その愛があるからこそ、絶望的な世界でも睦海を守り通せたんだと思います。
完全に私の趣味です。
というか、今は閉鎖していますので名前を伏せますが、ある方が書いた作品を意識してます。正しくは2作品からなのですが、実の姉を女性として愛してしまい疎遠になった弟が彼女の遺した娘を育てる話と、事故で死ぬ直前に見ず知らずの娘をその母親から託され育てる青年の話です。義理の親子、家族愛は究極のプラトニックラブだなと。
……熱く語ると引かれるのでこの辺で。


また、私の作品からのゲストについて書いておきます。
ゴジラ[2005]なる長編作品での主人公から三神小五郎と鬼瓦優。そして、一応ラスボスの八神宗次とDO-Mです。
三神夫妻は、原作では不運な事件から別れて、元夫婦です。今回は原作では途中から登場する八神も含めて、皆過去で信頼関係があり、その関係は最後まで続いています。
また名前だけ、戦艦大戸を轟天号に当てています。逆にガルーダⅡは原作では形式名X-04 ガルーダというものを元にしています。
後、どっかの誰かさんを意識したキャラがゾエア出現時に紛れこんでます(笑


最後にお礼を。
この企画に参加して頂いたお三方、そして応援して頂いた方々、何よりもこのページまでも読んで下さいました皆様、本当にありがとうございます。
また今回のような企画を出来たらいいなと思います。

ではでは☆


2008.10.13
宇多瀬与力
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