Time axis of「G」


 はい。あとがきです。また必要以上に長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 この番外編は、本編と違う時間軸で起こっていた出来事を書いてみました。
 エマーソンや健と睦海は既に宇多瀬さんが書いた後でした。自分が担当した番外編では、Axis1はヨンが機能停止した後、Axis4は弥彦村を後にした出来事になっています。
 Axisの番号付けは基本的には起こった出来事の順番で並べてある積もりです。しかし、全ての話の行く先に本編があるように話を構成してあります。Axis1から3までは織り交ぜて書けましたが、Axis4だけは独立する形になりました。


Axis1



 エマーソン、I-E編ですね。I-Eが如何にして人類社会を憎むようになったのかを中心に書きました。
 古い物は捨てられ、次々に新しい物が生み出される。何だかトイ・ストーリーのウッディみたいな境遇ですね。というよりなりかけた所と言うべきか。
 自らの存在すら許し難かったI-E。しかし、その思想を逆にガダンゾーアに利用される事になるのです。

 本編や、他のお二方の番外編との矛盾が無い事をとりあえず祈ります。
 後、エマーソンが言っていた「丸友」が分からない方はゴジラVSモスラをご覧下さい。



Axis2



 そのゴジラVSモスラ以前の話を勝手に想像して書いた時間軸になります。

 モスラもバトラも互いに助け合う姿がやはり似合ってますね。個人的には本家の話よりこっちのがしっくり来るようになりました。

 後、気象コントロール装置というのはVSモスラの劇中でも確か振れられていたはずだと思います。


Axis3



 研護とエミーについては、彼らがどういう行動をしたかというより研護の決意に至るまでが中心ですね。
 研護が一番守りたかったのはやはり家族。家族と過ごす未来です。自分には力は無いが、家族を思う力は負けない。クレヨンしんちゃんのひろしだってそういう父親なんです。日本の父親の見本ですよ。
 この後についてはあまり書きませんでしたが、要は本編で話したような事の調査で終わるので出発までにしました。



Axis4



 宇多瀬さんの番外編の後に起こった話です。平和な世界を知らない睦海は、そんな世界に憧れすら抱いていたように思いました。

 何だか、ウチの金星人レラを思い出すような内容になりました。彼女もまた、地球に憧れ、地球を救う為に旅立った人物です。

 燕三条というのは、あくまで亜弥香が地名を特定するのに駅の名前を利用していたという事で、市の名前を間違えている訳ではありませんので。
 ラストのページは、中編のワンシーンにちょっと肉付けした程度になりましたが、それにより本編へ繋がって行くという流れなので、あのシーンを抜かして考える訳には行かないと思いました。

 宇多瀬さんのあとがきにもありましたが、亜弥香の偽名、真壁沙綾については自分のサイトの「1954の記憶」をご覧ください。
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