Time axis of「G」


「この辺りか……」

 エマーソンとI-Eがタイムマシンを使用してから、3日が経っていた。あの強大なエネルギーは、第一次の災害か?と報じられた。それを調べにやってきた1人の日本人ジャーナリスト、桐城研護の姿がそこにあった。

「まだだれも突き止めていない、あの災害の爆心地。俺が一番乗りのようだな。」

 研護は周辺を改めて見渡した。しかし、人気が全く無いこの山間部。目撃者など探すのが無謀と言うべきだ。

「あまり変にうろつくのも危ない。後で現地人も連れて調査を……」

 その時だった。爆心地に向かって研護が背を向けた瞬間、再び爆発が起こった。研護は爆風に吹き飛ばされる。

「うわぁぁ!!」

 近くの岩山に体を叩きつけられた研護。意識はあるようだ。爆心地に向かって走り出した。

「また爆発が!!一体どうなっているんだ!?」

 研護は見た。爆心地の真ん中に何かが現れた。周辺には地割れもいくつか入っている。

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