前編登場人物
青木 一馬
(あおき かずま)
翼の父親。
妻の梓と息子の翼を溺愛し、時に子供にも見える程に飄々とした性格だが、父親としての責任感もまた強い。
天才的なエンジニアにして生粋の翼竜好きであり、家には無数の翼竜グッズがある。
一時期G対策センターに勤務しており、対ゴジラ兵器第1号機である大型戦闘機・ガルーダを設計したり、究極の対G超兵器・メカゴジラのメンテナンス要員に任命されていた事がある(身勝手な独断行動により解任)。
青木 梓
(あおき あずさ)
翼の母親で、旧姓五条。
包容力のある、優しい雰囲気に満ちた女性で、息子の前でも堂々と夫の一馬と和気藹々(あいあい)とする。
京都の国立生命科学研究所に勤務していた際、後のゴジラジュニアになるベビーゴジラからの刷り込みを経て、母親代わりとして世話をしていた事から、ゴジラに対して特別な感情を持っている。
麻生 孝昭
(あそう たかあき)
Gフォース元司令官で、将治の祖父。
かつて司令官として腕を振るったその経験を生かし、今はGフォース隊員達の教官を務めている。
司令官時代からの厳しさは孫にも変わらないが、一方で内心将治の事を強く心配する孫煩悩な一面も。
新城 功二
(しんじょう こうじ)
麻生孝昭に代わり、Gフォースの新司令官を務める男。
1995年の対スペースゴジラ戦にて超兵器・MOGERAに搭乗し、激戦を戦い抜いた経験から司令官に任命された。
普段は沈着冷静に物事を進めるが、一隊員だった頃からいざとなれば力技で解決する熱い一面は、未だ衰えていない。
司令官補佐の佐藤とは旧知の仲にして、今も時に「キヨ」と呼ぶ最高のバディ。
G対策センター・サイキックセンター主任の超能力者の女性・三枝未希と、対スペースゴジラ戦時に惹かれ合っていたが・・・?
佐藤 清志
(さとう きよし)
Gフォース司令官補佐を務める男。
新城同様MOGERAに搭乗した経験と、新城とは現在も変わらずの仲である事から、司令官としての経験に乏しい新城の補佐を務める事になった。
そのポジションにまるで似合わない軽い言動を繰り返す、無責任な印象ばかり与えてしまう男だが、キャリアに裏打ちされたパイロットとしての実力は確かで、良しも悪しも全てを理解している最高のバディ・新城を仕事・心の両面で支えている。
黒木 翔
(くろき しょう)
「ヤングエリート」の異名を持つ、防衛省・自衛隊特殊戦略室の室長を務める、特別陸将(特将)の男。
昔は特自の若きリーダーとして名を馳せ、1990年及び1996年のゴジラ対策で確かな功績を残し、デストロイアに実質引導を渡した自衛隊きっての実力者。
「特別~」の階級は現在、彼と瞬庚の2人しか冠する事を許されない、まさに特別な階級である。
緻密な戦略スキルと臨機応変に作戦を遂行する生真面目な性格は当時から変わっておらず、1996年以降何度も搭乗しているスーパーXⅢと共に、数年振りの対怪獣戦へと出撃する。