それぞれの「G」で


---あとがき---



中編担当、宇多瀬与力です☆
追悼短編集もとい、趣味に走りまくった3つの物語は、如何でしたか?
ゴジラ以前に、怪獣が全く出てねーよ!というのは、寛大な心でお許し下さい。
(ゴジラって単語すら4回しかでてないですから……)

あとがきを一気に書くとグダグダと長いものになってしまうが目に見えているので、各SS毎に紹介いたします。



<メモリー>
ヨンという名前のM-4とエマーソンの物語です。
テーマは、エマーソンはI.E.の暴走などにGフォースへのヒントなどを残していますが、その事実をどこか容認していた節もありました。その理由が今回のテーマです。
結局、ラストのヨンの結論との対峙です。
欲や好奇心を持たず、自らの死を受け入れたヨン。それに対し、I.E.には好奇心を与えています。そこからについては、話の中で述べたものそのものであり、恐らくその回答は本編の方でもなされていると思います。

また、結構まんまな内容なんでお気づきの方もいるかもしれませんが、元ネタはアイザック・アシモフの我はロボットというSF小説です。
映画化された作品で、アイロボットやアンドリューなどがあります。人型ロボットの物語の原点といえる作品なので、一読してみて下さい☆



<チケット>

死の直前、三神にDO-Mを託した八神。彼らの信頼についてと、三神と優のロマンスを少し…と思ってましたが、完全に熱い男の青春物語となってしまいました(苦笑
熱血展開好きの筆者で申し訳ないです。

それから、余談を。
三神と八神は1996年度入学の学生で、VSデストロイアで山根がゴジラを卒論に云々の時に知り合い、以降彼を慕っている後輩という設定です。

また、ちゃんと三神は優をデートに誘え、以降ずっと交際しています。とはいえ、国境のない医師団としての活動を卒業後に活発化させていくので、遠距離恋愛気味。
言わずもがな、優は八神がバイオメジャーへと去った後、しばらくして某国へと向かい、桐城研護と出会う訳です。

今回のthe next「G」で三神達の話を書く上で一番意識をしたのは、やはり原作との差別化です。
その為、原作では夢としかいい様がない、この三神と八神の大学物語をこっちでは実現させてやろうと今作が書かれたわけです。

尚、わざわざ書くほどのことではありませんが、ラストの三神と八神は、中編でのゴジラと健との対比です。



<折り紙>

睦海と健の話です。
言及するほどではないですが、墓参りしていますし、時期は盆です。
正直、今回のSS集はコレを書く為だけに書いたといっても過言ではありません。
この手の話は栄養分です!

ちなみに、スーパーXは開発段階で事故を起こし、スーパーX2の開発に移行、スーパーXは自衛隊に展示されていたという裏設定を考えていたりします。
スーパーX2は遠隔操縦なんで、復旧はできなかった為、スーパーXの修復に流用したという設定も。

それから、チラッと名前が出た真壁は、遠野亜弥香の別名、真壁紗綾から。
(モンスターFさんのサイトを参照)

また、作品のイメージは本編のあとがきで書いた通りですが、この話の元ネタはコードギアスです。
主に折り紙ですが。



もー満足ですwww
一応、中編のテーマである繋りを意識していますが、繋がりというか、今回のss集を限定していえば、更に言ってしまえば、『絆』です。
また、時間軸は微妙に前後がありますが、往年、青春、思春期(幼少期?)という順序で年齢的に並べています。

彼らに、少しでも幸せな時間を与える事はできたのでしょうか?

その判断は、この話を読んだ皆さんにお願いいたします。
ご感想、お待ちしております。

ではでは☆

2008.11.15
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