羽衣さん、繋がる
チェンジ
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「さあ、皆の衆!
帰還の準備が整ったぞ!」
別れの時がきた
「「「「ぉおおおおおなんじゃこりゃああ!!」」」」」
「ねえ!タヌキ、これなに?なに?」
「うるさい!タヌキ様に気安く話しかけるでない、くま!どこをどう見てもウシであろう!」
「ぅえええ!」
「嘘だよな、エロ眼鏡の姉ちゃん!!」
「これ、ナスじゃん!でっかいナスじゃん!!」
「なんかナスに枝みたいのささってるけど、もしかしてこれ尻尾?」
「わーわーぎゃあぎゃあうるさい!嫌なら乗らんでよし!!」
見たことのある騒ぎを横目に朧車に乗ろうとするとローが先に乗っていた
『なんだ…先に乗ってたの』
「おせぇ…」
『ごめん』
先に乗っていたらしいローに軽く謝ると朧車に話しかけられた
「こんばんは、姫」
『お前…坊か!大きくなったな、お前も』
「嫌だなぁ、何百年前の話をしてるんですか
俺ももう立派な朧車です」
『そうかそうか…ん?ロー、どうした?』
「いや…行きと違うやつか?」
『あぁ、行きに乗ったのは坊の父親だ』
「親父がお世話になったみたいで」
「あっ…あぁ…違いがまるでわからねぇ」
行きみたいに着陸しなれりゃなんでもいいが
ベポたちもウシにまたがるといよいよ出発だ
行きと違うのは見送る妖怪たちがいるということだろうか
「じゃーなー、エロ眼鏡の姉ちゃん!」
「お前はもう来んでよし」
そして、タヌキたちは黄泉の国を去ったのだった