無意味な物語
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母親は私を捨てた
父親は不明
どっかでろくでもな男とヤッた娼婦の女がなにを間違ったのか孕んでしまったのが私
道端で捨ててあった私を拾ってくれたのが、今私がすんでる孤児院の院長だった
まぁ、そんなことはどうだっていい
だって、私がここに来たのに親なんて関係ないから
ジャリッと砂を踏みしめた
近所の公園で私は初めて彼と出会ったんだ
どうしてどうやってそこにきたかなんて、覚えてないし覚える気もない
だって私には無用な記憶だから
そして、私は彼を見つけた
独りで砂場で遊ぶ姿はとっても不気味でとっても寂しそうだった
私はなにも考えず気づいたら声をかけていた
『私はたぬきっていうの…君の名前はなんていうの?』
「………だれ?」
『私はたぬきっていうの…君の名前はなんていうの?』
「僕はくまがわみそぎ」
ピクリとも表情を動かさない彼を私は知らない
特に興味無さげに視線をこちらに向けずに砂場遊びをしている
知ってる彼のはずなのに、全く知らない人にあったみたいだ
『えっと球磨川くん?』
「みそぎでいいよ」
『うん!禊くんだね!!』
諦めず彼、禊くんの前にたつ
握手しようと手を出すと戸惑ったようにこちらを見た
どうしていいかわからないようだった
だから私は、禊くんの右手を取って無理矢理握手した
『よろしくね!禊くん!!』
「…よろしく…って?」
『お友達になってってこと!!』
「『たぬきちゃんは…たぬきちゃんはずーーーっと僕のそばに居てくれるの?』」
『!、もちろん!!
私は禊くんが笑ってくれるなら、いつだってどこでだって私はなんでもしちゃうよ!!』
そういって笑うと禊くんも笑ってくれた
ぎこちない笑顔
いつもの見ていた違和感タップリの笑顔でもなく、心のそこからの笑顔でもない
ただ初めて口角をあげた、見よう見まねの笑顔
大丈夫…大丈夫
まだ物語ははじまったばかりだから
いつかきっと彼を幸せにしてみせる
~~~~~そう…だって私はそのために来た
父親は不明
どっかでろくでもな男とヤッた娼婦の女がなにを間違ったのか孕んでしまったのが私
道端で捨ててあった私を拾ってくれたのが、今私がすんでる孤児院の院長だった
まぁ、そんなことはどうだっていい
だって、私がここに来たのに親なんて関係ないから
ジャリッと砂を踏みしめた
近所の公園で私は初めて彼と出会ったんだ
どうしてどうやってそこにきたかなんて、覚えてないし覚える気もない
だって私には無用な記憶だから
そして、私は彼を見つけた
独りで砂場で遊ぶ姿はとっても不気味でとっても寂しそうだった
私はなにも考えず気づいたら声をかけていた
『私はたぬきっていうの…君の名前はなんていうの?』
「………だれ?」
『私はたぬきっていうの…君の名前はなんていうの?』
「僕はくまがわみそぎ」
ピクリとも表情を動かさない彼を私は知らない
特に興味無さげに視線をこちらに向けずに砂場遊びをしている
知ってる彼のはずなのに、全く知らない人にあったみたいだ
『えっと球磨川くん?』
「みそぎでいいよ」
『うん!禊くんだね!!』
諦めず彼、禊くんの前にたつ
握手しようと手を出すと戸惑ったようにこちらを見た
どうしていいかわからないようだった
だから私は、禊くんの右手を取って無理矢理握手した
『よろしくね!禊くん!!』
「…よろしく…って?」
『お友達になってってこと!!』
「『たぬきちゃんは…たぬきちゃんはずーーーっと僕のそばに居てくれるの?』」
『!、もちろん!!
私は禊くんが笑ってくれるなら、いつだってどこでだって私はなんでもしちゃうよ!!』
そういって笑うと禊くんも笑ってくれた
ぎこちない笑顔
いつもの見ていた違和感タップリの笑顔でもなく、心のそこからの笑顔でもない
ただ初めて口角をあげた、見よう見まねの笑顔
大丈夫…大丈夫
まだ物語ははじまったばかりだから
いつかきっと彼を幸せにしてみせる
~~~~~そう…だって私はそのために来た