羽衣さん、嫉妬
チェンジ
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潜水艦ということもあってハートの海賊団の船内は狭い
鉄の船内は慣れなければ少し圧迫感すらあるかもすれない
「どうした、ウニに部屋で待っていろと言われたはずだが」
「!!!、別に…貴方を探していただけ」
「そうか」
冷たい鉄の壁に背を預け気配もなく声をかけてきたロー
指定された部屋とだいぶ離れたところにいたミーネを問い詰めることもしない様子にミーネの方が戸惑った
「会いにきてくれたのね、嬉しいわ」
「ミーネと言ったな」
「えぇ」
ミーネが距離を詰めると、ローの冷えた手がミーネの顎を掴み上を向かせた
「俺は無駄なことは嫌いだ」
「???」
なぜその言葉の意味もなぜ自分に向けたのかもミーネはわからなかった
「そっ、そんなことより」
『ロー?…とミーネさん?
どうしたの?こんなところで…?』
ベポのブラッシングと慌てていたタヌキが、何故だか大きな荷物を持って現れた
大きな荷物はローたちが退かなければ通れない
「いや、なんでもねぇよ
お前こそどうした、ベポは?」
『えっ、ううん…ベポはペンギンに捕まってて…在庫管理を…』
距離も近い2人に、なにも悪いことをしていないはずなのに少し言葉が詰まる
根っからの日本人…無意識に空気を読んでしまった
「当番はシャチだろ
甘やかすな」
『暇だったから…ごめん、次から気をつける』
ぺしょんと尻尾を垂らしたタヌキは、それ以上何も言わずに元来た道を戻っていった
【敵襲ー!敵襲ー!】
「どうする」
「えっ?」
「ついてくるか?」
まさか見た目戦力になりそうにないミーネを戦場に連れて行くというのだ
ローの挑発的な目にミーネはもちろんよとついていった