羽衣さん、嫉妬
チェンジ
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ウニが食堂に入ると難を逃れたクリオネはのんきに注がれたコーヒーを飲んでいた
「おつかれさん」
「良いご身分じゃねーか、クリオネ様はよぉ」
「まあまあ、今回は運が悪かったってことで
…実はキャプテンも満更じゃなさそうじゃね?」
「おい、やめろって」
「だってよー、あんなグラマラスな女嫌いな男なんていなッイテェエ!?」
「笑えない冗談やめて」
「だからやめろと言ったのに…」
「グフッ!?」
「おい、当たるなら他所でやってくれ!」
ウニの後ろから来たイッカクがクリオネを踏みつけるのをラッコが止める
「コップが壊れる
甲板でやれ」
クリオネを心配しているわけではなく、コックのラッコは食堂が散らかるのが嫌らしい
ペンギンとはまた違った凝り性のため、これはこれでめんどくさい
「だって!あんたは何も思わないわけ!
なによあれ!船長だって…あの女に好き勝手させて」
「まぁ、そうだけどよ…」
一旦、落ち着けって
怒ったイッカクに鳩尾を踏まれたままクリオネは立ち上がれない
押しつけたことを高笑ってた罰だ!
ウニは少しすっきりした
やっぱりあの女とイッカクは合わなかった
3分と経たずウニに押し付け去っていった
「いい?船長とタヌキに万が一つもありえないだから!」
「わっわかったから!この足を早く退けてくれ!!」
なんでこいつは俺らには生意気なんだ!
船長とタヌキの前では猫かぶる癖に
その時、食堂にタヌキ入ってきた
『あっ、イッカク』
「!!」
『あのね、次の島で日用品買い足したいんだけどいっしょにいい?ローじゃ頼みにくいし、ベポも海図のお仕事があるだって』
「!!!」
思わぬお誘いにイッカクは高速で頷いた
『ほんと?ありがとう!
じゃあ、私これからベポのブラッシングだから!』
ベポ用のブラシを持ちながらパタパタとタヌキが出ていった扉をしばらく見続け
「○×%☆¥!!」
「あぁ…うん、よかったな」
「くそ…気に入られてるからって調子にッ!?」
「邪魔したらアンタのココ、使い物にならなくなると思え…」
「はっはいぃぃ」
まあ、クリオネの減らず口がこの程度で減るとも思えない
もはやこれもいつものことだ
【敵襲ー!敵襲ー!】
「ほら、出番だ」
これで自分より強いのだから、イッカクが被ってた猫の下は紛れもなくハートの海賊団だ