羽衣さん、交流
チェンジ
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真っ赤な髪にビジュアル系を彷彿とさせる男は、ハートの海賊団船長と張るほどの賞金首、ユースタス・キャプテン・キッド
一度だけ、どこかの島の酒場でばったり会ってしまったことがある
それは大変だったとシャチの背中に冷や汗が流れた
とにかく船長と馬が合わない
やることなすこと反りが合わない
タヌキは運良くその日の昼間に船長の“イタズラ”にあい船の中でぐっすりだったので会ってはいない
その後、ローとキッドの賞金額が3000万も上がっていたのだからそりゃあもう大変だった…本当にタヌキは運が良かった
別ルートで暴れているという新聞を読んだシャチは、暫くは会わないだろうと安心していた
なのにまさかこの島で会うとは
ハートの海賊団には“ユースタス・キャプテン・キッドにタヌキを近づけるな”という超S級命令がしかれている
突如として目の前に現れた嵐にシャチの胃が痛む
こいつ…暴れると見境ないからな…
だが、そんなことを知らないタヌキは呑気に虹の実ゼリーを食べている
『知り合い?
紹介とかされるまで一歩引いて微笑んどこうか?』
虹の実ゼリーを頬張りながらシャチに話しかける呑気なタヌキにキッドの目がいく
「ほう…てめぇんとこは女を連れて歩けるほど強くなったのか」
『ローのこと?ローは強いけど』
「あァ?てめぇ、ずいぶん呑気だな」
全くもってその通りです!
キッドがシャチの気持ちを代弁したようだった
島にいるときは、目立つなという理由でローから尻尾収納命令を言い渡されている今のタヌキはただの女の子に見える
キッドもまだ八尾のタヌキだということに気づいていないようだが、すぐに感づいた
「ん?ちょっと待てよ…お前の顔どっかで見たことが…」
「!!、おいッいくぞッ!」
『シャチ?』
気づかないうちに逃げてしまいたい
その一心でタヌキの腕を引っ張って立ち去ろうとするシャチだが、それも上手くはいかなかった
シャチたちの行く道を隊を成してやってきた海軍が塞いだのだ
「全軍包囲!!」
「「『!!!』」」
「お前は、ユースタス・キャプテン・キッド!!…と、そのジョリーロジャーはハートの海賊団か!!なぜ、貴様らがいっしょにいる!?さてはまた良からぬことを企んでいるな!!」
「待ってくれよ、バ海軍ッ!」
「撃てー!撃てー!!」
頼むから騒ぎを起こさないでくれというシャチの願いは届かなかった