羽衣さん、変化
チェンジ
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『んッ…あさ…?』
今が何時かもわからないままふらふらになりながらシャワーへと向かうタヌキ
後ろで寝ている悪魔を起こさないように
『きゃあああ!ロ、ロー!!』
「…ぁあ?」
タヌキの焦った声が響き渡るも船内に駆けつけるクルーはいない
何故ならもうすでに島へ着き、2人に気をつかい皆上陸してしまったからだ
もちろん船長のローには報告済みだ
まだ寝ぼけながらローは不機嫌そうに目を開けた
『起きて説明してよ!なに、この背中!!』
シャワー室の鏡で見えたのは、背中で笑うローの刺青と揃いのジョリーロジャー
胸のハートは頼んだが、他は1ミリだって言っていない
思わず尻尾で背中を隠す
「その胸のハートが世の中にお前がハートの海賊団の証なら、その背中はお前が俺のだって言う首輪だ…首輪には痛みも許可も要らないだろ?」
なんの悪びれもなくそう言い切ったローに言葉も出なくなるタヌキ
タヌキが必死で痛みに耐えている間に、悪魔は微笑みそっとその背中に能力で入れたのだ
これもまたローのおかげで傷ひとつなく治ったタヌキの背中に笑うジョリーロジャーにローの猟奇的な満足感が満ちる
「なに、最初は慣れなくても2.3日で慣れるらしいぞ、首輪」
指でまるで本当にそこに首輪があるように首を撫でる
そのままタヌキの腕を伝い指先へと流れ口づけを落とした
「手にも入れるか?お前の細い指に合いそうだ」
タヌキの指を撫で頬を寄せる
どうやら冗談ではなさそうで、思わず手を引っ込める
『いっいい!』
「ククッ…まだまだ元気そうじゃねぇか、タヌキ
もう一戦いくか?」
『いかない!!』
ニタニタと
どこにそんな体力があるというのだ
今はこれ以上訴えても相手にされないと急いでシャワー室戻ろうとするタヌキの腕を掴み、無理矢理ベッドへと引きずり込んだ
タヌキの背中のジョリーロジャーにキスを落とす
『ひゃっ』
「俺から逃げれると思うなよ…後ろからも…前からも」
ローの左手が背中のジョリーロジャーを、右手がタヌキの首筋を伝い胸のハートをいやらしく撫でる
『もっ、ほんとっむりぃ…っあ』
「奇遇だな…俺も我慢出来ねぇ」
タヌキはまだ時たま思う
この世界はタヌキがいた前の世界とも元いた世界とも違うことが本当に多すぎる
本当どこから出て来るんだ…その体力…