羽衣さん、出逢う
チェンジ
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目を開けるとそこは…
ひゅゅゆううう
海…?
ん?落ちてる?
らぴゅ◯?
まだ意識のはっきりしない中、変なことを考えてしまうタヌキ
いくら永い間羽衣狐として生きようと、根がゆるゆるなのだ
『せっかくのら◯ゅたなのに…』
タヌキは下に受け止めてくれる男の子がいないこと確認してハァとため息をついた
フワリ
妖術により音もなく地面にあたることもなく、地面すれすれに浮いている
つくづく羽衣狐って便利だと思う
知ってしまったら戻れないな…この便利さは
ようやくはっきりとしてきた意識
周りを見渡せば海岸と水平線に広がる海
本当に違う世界に来たみたいだ
タヌキは堪らず思いっきり息を吸った
戸惑いや嬉しさ、言葉にできない気持ちが胸から溢れそうだった
「貴女!!!」
『うぇっ!?』
急に大声で話しかけてくるもんだから変な声出た
振り向けばそこには品の良さそうな女性がいた
「お願い!私をさらって頂戴!!」
『へぇ?』
また変な声が出た
どうやらこの世界も一癖ありそうだ