羽衣さん、冬島
チェンジ
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「ありがとう!助かったよ!!」
イッカクと名乗ったその子は、明るい笑顔でロー達にお礼を言う
「お前、人間じゃないな
どうしてこんなところにいた」
「……」
「なんだ?」
「いやなんでわかったの?
私が人間じゃないこと」
「触ればわかる、俺は医者だ」
「ぁあ、なるほど!」
ポンと手を打ったイッカクはローの言葉に納得した
少々足りない気もするが知識もあるし会話も出来る
しかし人間ではない…こいつは何者だ?
「なんでお前こんなところにいた?」
「いやー、お昼寝してたら寝すぎちゃってー」
『寝坊…しちゃったの?』
「本当に人間じゃないのか?」
話せば話すほどわからなくなっていく
タヌキの頭にハテナが飛び、ローの眉間にシワが寄る
「…お前以外にここに住んでるやつはいるか?」
「いるよ、ホワイト博士って言うんだけど」
「そうか、案内しろ」
お前じゃ話にならなそうだ
失礼なローの態度にも、イッカクは二度瞬きをするとローの提案を快諾した
『貴女、それで大丈夫なの?』
「お前が言うな」
「大丈夫、大丈夫!勘だけど!」
あまり気にしない陽気な性格のようだ
呑気さで言えばタヌキと張るなとローはため息をついた
イッカクがローたちを案内したのは遺跡の氷と氷の間にある登り階段だった
「ここか…?」
『こんなところに階段が』
長く冷たい氷の階段を登ると、そこは島の山の上だった
見える景色の下の方にハートの海賊団の船も見える
イッカクが扉を開けると、中にはホワイト博士がいた
「あら、ここに客人を招くとは珍しいね、イッカク…ッ!!」
「猫が喋った!」
「熊が喋った!」