羽衣さん、日常
チェンジ
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『ゔぅ…』
痛む頭で目を覚ましたタヌキ
目の前には立派な胸板
目線を上にあげれば、すうすうと息を立てる整った顔
昨日のことを思い出し、タヌキは顔を赤く染めた
酒を飲むと口が軽くなるくせに、記憶は飛ばないからタチが悪い
いっそ覚えてなきゃいいのにとタヌキは何度も思った
とりあえずシャワーと身体を起こそうとすると、今度は腰から痛くて立てない
毎回のことだか、この細い体のどこからそんな力があるんだ
ぺしりと目の前のハートを叩いた
ヘッドの中で格闘しているタヌキに耐えきれずローが話しかけた
「なんだ、朝から誘ってんのか?」
『違う!』
「はいはい」
とタヌキの胸にキスを落とす
「傷、残らなかったな」
『うん、お陰様で』
だいだらぼっちとの戦いでタヌキの胸にできた大きな傷は跡1つ残すことなく治っていた
自らの治療に満足するようにその胸元を撫でるロー
『ちょっ、ちょっと…!』
「そろそろいいな、約束のハートは」
黄泉の国でタヌキがお願いした心臓…ハートの刺青は傷が癒えるまでおあずけとなっていた
言ったはいいものの、冷静になって考えると少し緊張していたタヌキはぴくりと震える
「安心しろ、俺の能力で入れれば腫れも痛みもそこまで感じねぇよ」
『……それなんだけどね、ロー』
「あァ…?」
『ローの能力を使わないで普通に入れて欲しいの』
「腫れるぞ、痛みも3日は引かない」
思いがけないタヌキからの願いに否定的な意見を述べる
タヌキはベッドの上で座り直すと自分の胸に撫でた
『それがいいの…その痛みが私にハートの海賊団の本当の仲間になったことを教えてくれる…その傷跡が世の中に私がハートの海賊団だって教えてくれるから
ローがくれる大切な心臓だからその痛みも、しっかり刻み込んでおきたいの』
タヌキの言葉1つ1つに、やっぱりこいつはどこよりもイイオンナだとローは思う
「…泣いてもしらねぇぞ」
『生まれてくる時泣くでしょ?
それとおんなじ…嬉しくて泣いちゃうの』
窓から入る朝日に照らされたタヌキを、ローは綺麗だと思った
そして、その胸にハートがあったらどれほど映えるだろうか
あぁ、胸が高鳴るとはこの事だろうか
思わず口角が上がり、喉がなる
『っん…ちょっと、ろぉー』
「もっと呼べよ、タヌキ」
そのままローがはじめてしまえば、タヌキの抵抗も意味を成さなかった
痛む頭で目を覚ましたタヌキ
目の前には立派な胸板
目線を上にあげれば、すうすうと息を立てる整った顔
昨日のことを思い出し、タヌキは顔を赤く染めた
酒を飲むと口が軽くなるくせに、記憶は飛ばないからタチが悪い
いっそ覚えてなきゃいいのにとタヌキは何度も思った
とりあえずシャワーと身体を起こそうとすると、今度は腰から痛くて立てない
毎回のことだか、この細い体のどこからそんな力があるんだ
ぺしりと目の前のハートを叩いた
ヘッドの中で格闘しているタヌキに耐えきれずローが話しかけた
「なんだ、朝から誘ってんのか?」
『違う!』
「はいはい」
とタヌキの胸にキスを落とす
「傷、残らなかったな」
『うん、お陰様で』
だいだらぼっちとの戦いでタヌキの胸にできた大きな傷は跡1つ残すことなく治っていた
自らの治療に満足するようにその胸元を撫でるロー
『ちょっ、ちょっと…!』
「そろそろいいな、約束のハートは」
黄泉の国でタヌキがお願いした心臓…ハートの刺青は傷が癒えるまでおあずけとなっていた
言ったはいいものの、冷静になって考えると少し緊張していたタヌキはぴくりと震える
「安心しろ、俺の能力で入れれば腫れも痛みもそこまで感じねぇよ」
『……それなんだけどね、ロー』
「あァ…?」
『ローの能力を使わないで普通に入れて欲しいの』
「腫れるぞ、痛みも3日は引かない」
思いがけないタヌキからの願いに否定的な意見を述べる
タヌキはベッドの上で座り直すと自分の胸に撫でた
『それがいいの…その痛みが私にハートの海賊団の本当の仲間になったことを教えてくれる…その傷跡が世の中に私がハートの海賊団だって教えてくれるから
ローがくれる大切な心臓だからその痛みも、しっかり刻み込んでおきたいの』
タヌキの言葉1つ1つに、やっぱりこいつはどこよりもイイオンナだとローは思う
「…泣いてもしらねぇぞ」
『生まれてくる時泣くでしょ?
それとおんなじ…嬉しくて泣いちゃうの』
窓から入る朝日に照らされたタヌキを、ローは綺麗だと思った
そして、その胸にハートがあったらどれほど映えるだろうか
あぁ、胸が高鳴るとはこの事だろうか
思わず口角が上がり、喉がなる
『っん…ちょっと、ろぉー』
「もっと呼べよ、タヌキ」
そのままローがはじめてしまえば、タヌキの抵抗も意味を成さなかった