羽衣さん、日常
チェンジ
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ここ最近、タヌキはなんというかぽわぽわした
本人曰く、ローに言われた羽衣狐は死んだという言葉に今まで背負っていたものや張ってた気を全てなくせたとかなんとか
百鬼夜行を率いていた頃のあの凛とした常人では近寄りがたいオーラは影を潜め…もちろん戦いの時には圧倒的なオーラと力で敵をねじ伏せるが
何にもない平和な日は、原来の日本人的な穏やかでおとなしい性格と、羽衣狐として永い年月を生きていた、おばあちゃん的なのんびりさが前面に出てるといってもいい
だから、なんだかぽわぽわしちゃうんだよねー
というのが本人の意見であって、周りから見ると少し…いやすごく違う
「なんかさ、最近タヌキって……エロくない?」
「やっぱ?俺もそう思ってたんだけど!なんかこう滲み出てくるもんがあるよな」
「おっおい!キャプテンに聞かれたらどうすんだよ」
上陸準備をしていた大部屋が盛り上がる
狭い船内、憧れの船長とその恋人タヌキの話はよく話になる
朧車から出てきた瞬間俺の女宣言をされては、あのペンギンですらその表情を崩していた
「ツナギを着ててあれなんだからやばいって」
「だいたい、タヌキのツナギにも問題あると俺は思うね」
彼女の最大の武器である尻尾は普通のツナギでは穴が開いてしまうため、下が尻尾穴があるキュロットタイプのスカートとなっている
さらに本人が日焼けと防寒を兼ねて尻尾穴がついた黒いタイツを履いているため、物理的には絶対に見れないのだが
「…それがむしろ生足よりエロい」
「見えない方がエロい」
これは女の子にはわからない男の子の心理だ
それを見てつい、あの足で踏まれてぇなんていったクルーがバラバラにされたもんだから、我らの船長の前では絶対言えない話だ
「この前の島もよ、大変だったよな」
「そーそー、またタヌキ、男に声かけられてよー」
一瞬でも目を離そうものならこの有様なのである
独占欲の塊といってもいい船長がそれを黙って見ているわけもなく、騒ぎが起こる
「船長もそんなのいちいち相手してたらキリがねぇよな」
「タヌキも強いんだから、そこらへんの男じゃ指一本触れれないって」
「でもまっ、気持ちはわからんでもないわな」
「タヌキ、ぽわぽわしてるもんなー」
「エロいもんなー」
「でも、タヌキはあんま嫉妬とかしないよな」
「そりゃ船長にナンパする女なんてそうそういねぇし」
「酒場ではタヌキかベポを隣に置いてるもんな」
「「「「「確かに…」」」」」
そんなタヌキに対して気が気じゃないローだが、タヌキの方はどう思っているのだろうか
そんな疑問クルーたちに芽生えるのもすぐだった
耐えきれなくなったクルーたちはある作戦を敢行する
時はその夜の酒場
ちらり、船長の方を見るといつも以上に煌びやかな女性に大勢捕まっている
羨ましいことこの上ないが、船長の機嫌は心底悪い…これも作戦のためだ、すまないシャチ
タヌキが来てから、ローの女遊びを見なくなった
もともとそんなに派手に遊ぶほどではなかったが、モテるもんはモテるし溜まるもんは溜まる
上陸すれば酒場で浴びるほど飲んだ後、極上の女と夜の街へと消えていくのを何度かみた
そんな船長をタヌキはどう思っているのだろうか
タヌキが来たばかりの頃は回数は減ったとはいえ、少しはやっていたのだから
作戦通り、いつもよりアルコールのスピードも速いタヌキに安堵する…隣にベポを置いといてよかった
ベポに寄りかかりながら、ご機嫌で飲んでいる
アルコールが入るといつもより素直になるのは経験済みだ
当のベポは眠いのかもう船を漕いでいるが
まあ、そっちの方が都合がいい
『うーん、ローがモテるのはしょうがないとは思うよ…だって、うん…かっこいいもん』
なんて照れながら言って、お酒を煽って
『ローが他の女の人にとられたら?奪っちゃうかな
だって海賊だし』
なんて怖いこと言って、不敵に笑って
『…でも…ローが本気だったら消えちゃうかも…結局ローには勝てないし、何をするにもつらくなっちゃうから…ローが悲しむことはできないよ…』
ベポにうまりながら、寂しそうに言うもんだから…
ギャップ萌えぇぇええええ
なにこれ、エロさだけではなく可愛さも加わりました?
叫ばなかった俺を誰か褒めてくれ
同じ卓にいた奴らは全員アソコを押さえて悶えている…わかるぞ、わかるぞ、その気持ち!!
「…おい」
「ひぃいいいい!!!」
『ゔぅん…ろぉ?』
やばい!やっぱ飲ませすぎた!?
なにか言いたげな船長にタヌキが話しかける
頼むから余計なことは言わないでくださいぃいい
『…ろぉは、他の人のところ…行っちゃわない?』
「ぁあ…行かねぇよ」
『ん、ろぉー』
言い終わるのを待たずにタヌキを抱き上げる船長
「…今回はこいつに免じてやるが、次やったら覚えておけ…あと…こいつでヌイたら海の藻屑にする」
「「「「「「はぃいいいい!!!!」」」」」
タヌキのダイレクトアタックを直撃した船長は1秒も惜しいように、2人で夜の街に消えていった
この凄まじい独占欲を、甘んじて受けるタヌキも大物である
ベポの鼻提灯が割れた
本人曰く、ローに言われた羽衣狐は死んだという言葉に今まで背負っていたものや張ってた気を全てなくせたとかなんとか
百鬼夜行を率いていた頃のあの凛とした常人では近寄りがたいオーラは影を潜め…もちろん戦いの時には圧倒的なオーラと力で敵をねじ伏せるが
何にもない平和な日は、原来の日本人的な穏やかでおとなしい性格と、羽衣狐として永い年月を生きていた、おばあちゃん的なのんびりさが前面に出てるといってもいい
だから、なんだかぽわぽわしちゃうんだよねー
というのが本人の意見であって、周りから見ると少し…いやすごく違う
「なんかさ、最近タヌキって……エロくない?」
「やっぱ?俺もそう思ってたんだけど!なんかこう滲み出てくるもんがあるよな」
「おっおい!キャプテンに聞かれたらどうすんだよ」
上陸準備をしていた大部屋が盛り上がる
狭い船内、憧れの船長とその恋人タヌキの話はよく話になる
朧車から出てきた瞬間俺の女宣言をされては、あのペンギンですらその表情を崩していた
「ツナギを着ててあれなんだからやばいって」
「だいたい、タヌキのツナギにも問題あると俺は思うね」
彼女の最大の武器である尻尾は普通のツナギでは穴が開いてしまうため、下が尻尾穴があるキュロットタイプのスカートとなっている
さらに本人が日焼けと防寒を兼ねて尻尾穴がついた黒いタイツを履いているため、物理的には絶対に見れないのだが
「…それがむしろ生足よりエロい」
「見えない方がエロい」
これは女の子にはわからない男の子の心理だ
それを見てつい、あの足で踏まれてぇなんていったクルーがバラバラにされたもんだから、我らの船長の前では絶対言えない話だ
「この前の島もよ、大変だったよな」
「そーそー、またタヌキ、男に声かけられてよー」
一瞬でも目を離そうものならこの有様なのである
独占欲の塊といってもいい船長がそれを黙って見ているわけもなく、騒ぎが起こる
「船長もそんなのいちいち相手してたらキリがねぇよな」
「タヌキも強いんだから、そこらへんの男じゃ指一本触れれないって」
「でもまっ、気持ちはわからんでもないわな」
「タヌキ、ぽわぽわしてるもんなー」
「エロいもんなー」
「でも、タヌキはあんま嫉妬とかしないよな」
「そりゃ船長にナンパする女なんてそうそういねぇし」
「酒場ではタヌキかベポを隣に置いてるもんな」
「「「「「確かに…」」」」」
そんなタヌキに対して気が気じゃないローだが、タヌキの方はどう思っているのだろうか
そんな疑問クルーたちに芽生えるのもすぐだった
耐えきれなくなったクルーたちはある作戦を敢行する
時はその夜の酒場
ちらり、船長の方を見るといつも以上に煌びやかな女性に大勢捕まっている
羨ましいことこの上ないが、船長の機嫌は心底悪い…これも作戦のためだ、すまないシャチ
タヌキが来てから、ローの女遊びを見なくなった
もともとそんなに派手に遊ぶほどではなかったが、モテるもんはモテるし溜まるもんは溜まる
上陸すれば酒場で浴びるほど飲んだ後、極上の女と夜の街へと消えていくのを何度かみた
そんな船長をタヌキはどう思っているのだろうか
タヌキが来たばかりの頃は回数は減ったとはいえ、少しはやっていたのだから
作戦通り、いつもよりアルコールのスピードも速いタヌキに安堵する…隣にベポを置いといてよかった
ベポに寄りかかりながら、ご機嫌で飲んでいる
アルコールが入るといつもより素直になるのは経験済みだ
当のベポは眠いのかもう船を漕いでいるが
まあ、そっちの方が都合がいい
『うーん、ローがモテるのはしょうがないとは思うよ…だって、うん…かっこいいもん』
なんて照れながら言って、お酒を煽って
『ローが他の女の人にとられたら?奪っちゃうかな
だって海賊だし』
なんて怖いこと言って、不敵に笑って
『…でも…ローが本気だったら消えちゃうかも…結局ローには勝てないし、何をするにもつらくなっちゃうから…ローが悲しむことはできないよ…』
ベポにうまりながら、寂しそうに言うもんだから…
ギャップ萌えぇぇええええ
なにこれ、エロさだけではなく可愛さも加わりました?
叫ばなかった俺を誰か褒めてくれ
同じ卓にいた奴らは全員アソコを押さえて悶えている…わかるぞ、わかるぞ、その気持ち!!
「…おい」
「ひぃいいいい!!!」
『ゔぅん…ろぉ?』
やばい!やっぱ飲ませすぎた!?
なにか言いたげな船長にタヌキが話しかける
頼むから余計なことは言わないでくださいぃいい
『…ろぉは、他の人のところ…行っちゃわない?』
「ぁあ…行かねぇよ」
『ん、ろぉー』
言い終わるのを待たずにタヌキを抱き上げる船長
「…今回はこいつに免じてやるが、次やったら覚えておけ…あと…こいつでヌイたら海の藻屑にする」
「「「「「「はぃいいいい!!!!」」」」」
タヌキのダイレクトアタックを直撃した船長は1秒も惜しいように、2人で夜の街に消えていった
この凄まじい独占欲を、甘んじて受けるタヌキも大物である
ベポの鼻提灯が割れた