羽衣さん、帰省する
チェンジ
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しばらくの揺れの後がこっと大きく揺れようやく収まった
どうやら着陸したみたいだ
朧車のドアのすだれをあけると目の前には立派な瓦屋根の平屋の一軒家
大きくその全貌は見えない
どうやら中庭に着いたらしい
荼枳尼の姿は見当たらない
『ついたな
ロー、降りよう』
きゅうりに乗っていたクルーも次々と着陸してくる
きゅうりにも個体差があるらしくシャチは振り落とされていた
くすぐったいとベポと戯れているきゅうりは人懐っこい
ハートの海賊団の視線も定まらない内に縁側から低い男の声がした
「久しいな」
『犬神(いぬがみ)も息災でなにより』
タヌキが親しそうに答える
どうやら敵という訳ではなさそうだ
それよりも目が行ったのはその外見
「ベポの知り合いか?」
「えっ?違うよ??」
犬神と呼ばれた男…いや淡い青色の着物に、黄色地に青のボーダーのマフラーを巻いて口元には葉っぱだろうか細い枝のようなものをくわえ、ニ足でたち円らな瞳でこちらを見てる茶柴
犬が喋った
「立ち話もなんだ…沈丁花の間を準備させておる
ご客人も…」
喋るイヌ、ベポよりも幾分か貫禄もある犬神が室内へと入っていく
着物からのぞく尻尾が揺れている
その後をタヌキが続いたのをみてロー、ペンギンたちと続く
「お客人!土足は!靴を脱いでください!」
後から現れた烏天狗にハートの海賊団の目はまた驚きに包まれた