羽衣さん、働く
チェンジ
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初めての不寝番は穏やかな海で眩いばかりの星空が広がっていた
ベポは色んなことを話してくれた
お兄さんのこと
ローたちとの出会い
私が乗る前の航海
疲れ果てたのかついには眠ってしまった
『おやすみ、ベポ…』
タヌキは冷えないようにと毛布をかけてやる
この世界に来てまだたった3日だというのに、こんな絆されよう…まいったな
「黄昏てんのか?似合わねぇな」
いつの間にか甲板にいたローが話しかけてきた
船内で気配を消すのはやめてほしい
『………』
「あの朝のことまだ怒ってんのか?いい加減許せ」
『蹴落として起こしてくれた方がまだ良かった』
「お前があんなにウブだとは知らなかった」
悪いか…こちとら少年漫画の展開には慣れてるけど少女漫画はご無沙汰なんだ!
羽衣狐として永年生きてきて、それなりに経験もしてきた…恋と言われるものもした
だか、自身が羽衣狐だとバレた瞬間それは終わっていくのだ
その過去がローたちに“羽衣狐ということ”を言わせてはくれなかった
「次から気をつける」
タヌキの頭をくしゃりと撫でるとローは船内に帰っていった
からかいにきただけかよ!
白白い嘘までついて
はぁとため息をついて海を眺める
優しい風がタヌキを撫でる
『本当不器用な人だな…』
無理に乗せたくせに、なんだかんだ気を使ってくれてることに気づいていた
穏やかな海と眩いばかりの星空が広がっている
この世界はやっぱり魅力的だと思う
ベポは色んなことを話してくれた
お兄さんのこと
ローたちとの出会い
私が乗る前の航海
疲れ果てたのかついには眠ってしまった
『おやすみ、ベポ…』
タヌキは冷えないようにと毛布をかけてやる
この世界に来てまだたった3日だというのに、こんな絆されよう…まいったな
「黄昏てんのか?似合わねぇな」
いつの間にか甲板にいたローが話しかけてきた
船内で気配を消すのはやめてほしい
『………』
「あの朝のことまだ怒ってんのか?いい加減許せ」
『蹴落として起こしてくれた方がまだ良かった』
「お前があんなにウブだとは知らなかった」
悪いか…こちとら少年漫画の展開には慣れてるけど少女漫画はご無沙汰なんだ!
羽衣狐として永年生きてきて、それなりに経験もしてきた…恋と言われるものもした
だか、自身が羽衣狐だとバレた瞬間それは終わっていくのだ
その過去がローたちに“羽衣狐ということ”を言わせてはくれなかった
「次から気をつける」
タヌキの頭をくしゃりと撫でるとローは船内に帰っていった
からかいにきただけかよ!
白白い嘘までついて
はぁとため息をついて海を眺める
優しい風がタヌキを撫でる
『本当不器用な人だな…』
無理に乗せたくせに、なんだかんだ気を使ってくれてることに気づいていた
穏やかな海と眩いばかりの星空が広がっている
この世界はやっぱり魅力的だと思う