羽衣さん、仲間になる
チェンジ
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だいだらぼっちとの戦いで、短くなった髪をなびかせタヌキがローと犬神の前へと現れた
「羽衣狐は死んだ…これでここも大丈夫だろう」
「死んだ… ?」
「ぁあ、お前らのいう羽衣狐は死んだ
ここにいるのはハートの海賊団のモコモコタヌキだ!」
そうドンッと言い放つローに屋敷の外の庭にいるクルーたちはお祭り騒ぎと盛り上がる
それにタヌキも笑みをこぼすと
『そういうことだ、犬神』
「…そうか…お主がいいなら我らは止めることはできない…だいだらぼっちは倒れ、町はある…件の予言も終わったのだから」
「タヌキ、タヌキ!この人たちが助けてくれたんだよ!!」
ベポの声に外に目を向ける
ベポが紹介したくれたのは…懐かしい面子だった
「…タヌキさまぁ」
『…狂骨の娘か…苦労をかけたな』
「いぇ…ずっとお慕い申しておりました」
「ぁあ!麗しき闇の聖母(マリア)様…よくご無事で!!」
腰に狂骨が抱きついたままのタヌキの前に膝付き口付けを添えるしょうけら
「ケッ、気に食わねぇやつ」
文句を言いつつ止めないのはこれが最後だと、茨城童子も知っているから
『みんなは?これからどうするんだ?』
「タヌキ様がいない現世には興味はない」
「しばらく犬神の仕事手伝うことになってる…」
「まあ、今回は世話になったので…」
1人たりとも嫌な顔を隠そうとしない
やはり、今回みんながここにいることは犬神が一枚噛んでいるらしい
駄目だ駄目だと言ってはいたが、にくい事をしてくれる
そして、手伝いというのもここにみんなが留まる理由が出来るから
『そうか…お前たちがここにいるなら安心だな
死んだらまたここにくることだし…しばしの別れだな』
「タヌキ様…」
『みんな…本当にありがとう』