羽衣さん、おにがしまの合戦【雉の草隠れ】
チェンジ
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パッ
“ロー!見つけた!
同じフロア9時の方向”
「unputate!!」
タヌキの言葉を受け確認する間もなく放たれたローの斬撃は、今まさにビック・マムに叩き潰されそうだったキッドの目の前を通り過ぎた
「トラファルガー!邪魔しに来たのか!」
先にビック・マムと対峙していたキッドは間に入ったローに文句を飛ばす
助けてやったのに偉そうな奴だ
まだ元気そうだが、辺りは天井は崩れ辺りは瓦礫まみれ
ビック・マムとキッドはもうすでに相当暴れたようだ
屋上で共にビック・マムを追いかけたキッドの相棒であるキラーの姿が見えなかった
「何人来たって同じだよ!」
「どけっ!トラファルガー!!
パンクッぐぁッ!?」
「おい!?ユースタス屋!!」
先ほどのビック・マムの攻撃はローが完璧に防いだはずなのに、キッドが胸から血を流し膝をついた
「な゛ッ…どうしてッ急に刺し傷が…ッ!?」
「なにがどうなってやがる…」
「皇帝剣・破々刃(コニャック・ハハバ)!!」
血を流したキッド本人も何が起きているのか理解が出来ない様子だった
倒れたキッドを見捨てて避けるわけにもいかない
どうする!?
迷いで円の展開が間に合わない
ビックマムの斬撃を羽衣が迎え撃つ
“…ッッッ”
「タヌキ!すまねぇ!!」
一瞬の判断ミス
助かったが、タヌキの負担が大きい
急に倒れたキッドの姿をビック・マムも不思議そうに見やった
「急になんだい?」
…どうやらビック・マムの能力でもないらしい
いったいキッドの身に何が起きているんだ
何かの病気か?
考えているうちにキッドに謎の傷が増えていく
しかし、そんなことに気を回している余裕はなく次々とビック・マムの攻撃が襲ってくる
「天上の火(ヘブンリーファイアー)!」
「ユースタス屋!避けろ!!」
「ぐぅッ!」
「やっぱり気持ち悪りぃ魂(ソウル)だ
だが、上等な魂だ…俺が貰ってあげるよ!!!」
ついに羽衣を突き破り、キッドを守ったローの体にビック・マムの手が触れた
その瞬間、氷水でも浴びたかのように身体が震えた
“ロー!”
「タヌキ!」
ドッ!!!
気づいた時には、鬼纏は解かれていた
「チッ…!」
「いい反応速度だ
主人を守って、自らの魂を捻ったね
ママママママ!!!」
ビック・マムによって鬼纏の強制解除
タヌキが吹き飛ばされ、場から姿を消した
もうローが呼びかけても返事はないし、背中の温もりもない
「やっぱりほしぃいねぇえ!
麦わらんとこの“生きてる骨”も!!」
「おい!トラファルガー!
生きてんだろうなッ!!」
羽衣を剥がれ動かなくなったローにキッドが問う
血を流しながらそういうキッドには更に新たな傷が増えていた
「ユースタス屋…一時、“同盟”と行こうぜ」
ビック・マムを迎え撃つ2人の船長を支えるNo.2がどちらともいなくなった
ローは焦ることなく次の一手を打った
