いつもの場所に行くと、タヌキたちはすでに戻っていた

怪我もなくどうやら無事のようでひと安心だった


「キャプテン！お帰り！
無事だったんだね！」

「あぁ」

『ルフィ、雷ぞうが助けに行くらしいけど…急ぐなら私も向かおうか？』

「いやいい、ギリギリまで麦わら屋はあそこに閉じ込めておけ」


カイドウに捕まってしまったルフィに、敵かと思うセリフを吐きながらローは腰を落とした

町へ出ればまた事件を起こすのは目に見えている

まあ牢の中でも事件は起こすだろうが、町にいられるより幾分かましだ


「まだお前たちは姿を見られてない
決戦の日まで力は温存しておけ」

「「「アイアイ！！」」」


やっと体の力が抜けた

麦わらのルフィが来た途端、このアクシデントの数だ


「疲れた」


このひと言につきる

ワノ国の夜が更ける