羽衣さん、おにがしまの合戦【猿も木から落ちる】

チェンジ

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カナ推奨
ナマエ
ミョウジ
名前の1文字目
呼び名(トンタッタ→〇〇ランドetc…)


赤鞘の侍たちを見送り、いよいよローとタヌキたちも城の中へと足を踏み入れた


『黒い目が書かれた紙を付けてる小動物たちに気をつけて
“見られてる”から』


情報は武器だ

鬼灯くんから得られる情報はありがたい


「なるほど!
通りで行く場所行く場所に敵がいるわけだッ!!」

「この島に敵がいねぇ場所なんてねぇよ!」


戦場に飛び込み道を切り開くベポ、ペンギン、シャチ

聞くまでもなくルフィたちの潜入はバレているのは騒ぎを見ればベポでもわかった


『ロー、とりあえずひとつ見つけた』


鬼灯くんが歴史の本文を一つ見つけた

送られてくる情報は白黒で目当ての“赤色”か確定ができない


「よし、タヌキ向かうぞ!」

『うん!』

「アイアイッ!
キャプテン!タヌキ!俺たちが道を作る!」


ベポたちと別れ、タヌキが地下へと案内する

オモテから向かったルフィたちがめいいっぱい暴れるため警備も少ない

俺もタヌキも体力を温存できてるのはデカい

地下2階まで着くとポーネグリフが1つ置かれていた


「これじゃねぇ…“赤い石”だ…」


ラフテルに辿り着くための赤いロードポーネグリフではなかった

カイドウもどこか相当重要な場所に隠しているはずだ


『どうする?もっと探してていいけど…
カイドウは屋上
ビックマムもやってきて、ルフィは3階辺り』


時間は少ない

それでも見つけ出さなければ

コラさん、俺はやっぱりこの数奇な運命を知りてぇよ


『ロー』


導いてくれる人はいなくなったが、背中を守ってくれる人がいる


「あぁ…行くぞ…ッ!?」


ローがその場から立ち去ろうとした時、建物が地面ごと大きく揺れた


『わッ!?』


バランスを崩したタヌキをローが咄嗟に支えた

先ほどとは違う城が揺れている感じではない

鬼ヶ島全体が揺れ動き、まるで地震ようだ


「こんな時に地震かッ!?」

『違う!ロー!
カイドウが能力で“鬼ヶ島”を飛ばしてる!!』

「飛ばしてる!?
島ひとつ、どれだけの規模だと思ってる!」


同じ人間として括って欲しくないほど、カイドウの力を見せつけられる

…これ以上の探索は不可能のようだ


タヌキ、俺たちも屋上へ向かうぞ」


パッと消えたローの姿はもうすでに黒い羽衣をはためかせていた
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