「お前都のオロチ城にいたんだろ？
どうやって逃げてきたんだ？」

「それが私にもさっぱり
気づいたらオトコと共に鈴後のこの小屋に…」

「へぇ、そりゃとんだ物好きがいたもんだな」

「きっと天女様でありんす！！」

「天女？
ワノ国にはまた変な奴がいんのか？
丑三つ小僧に赤鞘の亡霊…噂好きとは聞いていたが、いくらなんでも多すぎやしねぇか」

「天女様は羽衣をなくしてここ数週間のうちにワノ国に迷い込んだと噂です
どんな傷も病もたちまち治して、美しい心の持ち主しか見えぬと！」

「天女様、ねぇ…」

「優しい声で私を助けてくれたでありんす
ふわりと浮いて雲心地…噂通りいい香りでした」

「聖人君主もいるもんだ
いっぺん、そいつの顔を拝んでやりたいぜ」

「【色香満つ　月下の天女　羽衣を　磨き輝き　待ちいでつるかな】」

「？？？」

「ふふっ、天女様にもきっと届いてまた舞い降りてくれますように」




カイドウとの決戦まであと7日…ッ！！