羽衣さん、わの国戦記【おろち城の乱痴気騒ぎ】
チェンジ
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「なっなんだっ!?
何の騒ぎだ!!」
「やめてくれっ!
ウチは関係ないのに!!」
目の前を崩れ落ちたのはまた別のそば屋だった
飛び六胞のページワンが悪魔の実古代種大型恐竜・スピノサウルスの姿で民に詰め寄っている
無力な一般市民相手に容赦もない
「お前そば屋だな」
「そばは売ってるが、そのサン五郎って奴ァ知らねえよ!」
「あんた店が!!
あたしたち都落ちになっちまう!!」
都落ちすればおこぼれ町のような生活が待っている
通常の生活に戻れなくなるのはワノ国の民ならみんな知っていることだ
サンジが足を止めた
「他のそば屋を教えろ
そうでなきゃ今すぐサン五郎を大声で呼べ!
“狂死郎一家”に手を出したバカを!!」
やはりなぜだかサンジを探している
…というかちょっと待て
ローも足を止めた
“狂死郎一家”に手を出した…?
ローの頭痛がまた一つ酷くなった
いよいよ具合が悪くなりそうだ
「だっだから!サン五郎なんて知らねぇのにッ…!
ちくしょー!!サン五郎ォオオ出てこい!!」
「出て来て!サン五郎!!」
本人は目の前にいるのに姿を知らない故に大声で泣き叫ぶ
出てくるわけがない
そう民たちは思った
あのそば屋はもう終わりだ
罪もない人間が泣き崩れ膝をつき絶望する姿にサンジは飛びだした
「おい待てッ…!」
「ここだぁああ!俺はァああああ!!」
ローの制止を振り切り言葉と共に蹴りを繰り出した
サンジの蹴りを頭にもろにくらったページワンが地面に沈んだ
「本当に…出てきた
十八番そばのサン五郎だ…」
町がどよめいた