羽衣さん、わの国戦記【おろち城の乱痴気騒ぎ】
チェンジ
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「深追いはするな」
『大丈夫
外から聞いてくるだけだから』
オロチがどれほどの情報を持っているか知らないが、タヌキも将軍の宴に聞き耳を立てに潜入する
先に潜入しているナミたちにも内緒にするところが、ローの慎重さを感じる
カイドウどころか“真打ち”もいないオロチ城だ
「本番はここじゃねえが、戦闘になれば迷いなく能力は使え
お前の覇気なら俺もすぐにわかる」
万が一もタヌキにはないと思われるが、ローは念押ししてタヌキに言う
『任せて』
ただのお座敷遊びだと思うけど
そう思いつつタヌキはローの言葉に頷きオロチ城へと向かった
ローの言いつけを守っていたタヌキだったが、麦わらの一味はジッとしていられない性分らしい
城の屋根で耳立てていたタヌキであったが、何やら麦わらの一味が騒がしく城内までやってきてしまった
今まさに書物庫に忍び込んだロビンがばたばたと忍たちに追われている
…助けに行くか?
いや…ロビンは能力を使って上手く逃げた
冷静に辺りに耳を澄ます
ナミやブルックたちに連絡をとり作戦を続行するらしい
ふぅとひと息つきタヌキは音も無く城の中に侵入する
あっという間にロビンが諦めた書物室に足を踏み入れた
1人追い払ったくらいで警備が甘い
忍が聞いて呆れる
宴の部屋は騒がしい
ロビンは宴の席に戻り、また花魁を続けているようだ
『頼んだよ、麦わらの一味』
騒がしいのはあなたたちの得意分野なんだから
予想以上の情報が手に入りそうだとタヌキはロビンが手に取っていた紙をみて笑った